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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

MaiDenSnowとEveと

前回の「メイデンスノウの妖怪大魔境」(以下本編)に続きまして、今度は同人の「MaiDenSnow Eve ~さる前夜祭~」(以下Eve)の感想を含めた話です。

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なお今回は珍しく成人向けゲーム、すなわちエロゲーの話題ですので18歳未満の方や嫌悪感を感じられる方は閲覧をご遠慮ください。引っ掛かりそうな画像は載せませんけど、一応断りを入れておきます。 【“MaiDenSnowとEveと”の続きを読む】

メイデンスノウと妖怪大魔境と

しばらく前にエンディングを迎えた後もプレイしていたフリゲRPGの「メイデンスノウの妖怪大魔境」ですが、現時点で行けるダンジョンを一通り終え、プレイ時間もトータルで150時間を越えるくらいになったので、さすがにもうある程度感想を書けるくらいは遊んだかなと思います。
title.jpg 【“メイデンスノウと妖怪大魔境と”の続きを読む】

ぬりぬりぬらぬらぬたぬた

何となく描いてみたものをアップ。

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左腕のあたりが気になるのは本人も痛いほど承知しているので見逃してください

これはアナログでペン入れしたのをスキャンして取りこんだものですが、ご覧のようにまだ色は何も付いていない線画だけの状態です。そしてこれを3パターンの塗り方で塗ってみたものを並べてみます。

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一番左はスキャン前の元絵にシャーペンで塗っていくというアナログなやり方であり、いつもの4コマはこれで描いています。
一番慣れている(どうも画面を見ながらペンタブだと手元が見えないので思うように指が動かない)やり方なのですが、筆圧が強めのうえに何回も書き直すことが多いため、いくら丁寧に消しゴムかけをしてもあぶり出しのように下書きの跡が残ってしまいます。実際今までの4コマでも下書きの跡が残っているのが多く正直気になっています。

で、その鉛筆(シャーペン)塗りの工程をデジタルでやったのが真ん中でして、頭の生え際部分が特に顕著なように、これだと気になっていた下書きの跡は残りません。
しかしこれはこれで線の流れが一方向に定まりにくく、均一に塗りたいにも関わらずムラが出来てただでさえヘタな絵が余計汚く見えてしまいます。

そして最後に一番右は線画にペイントツールを使ってベタ塗り(塗りつぶし)をしてみたものです。
掠れたような横線は線画を描いたノートの罫線なので、これはスキャンの設定やちゃんと白紙を使う事で解消できると思いますが、それを差し引いても下書きの跡は残らず、ムラも無く、一番キレイに見えると思います。
細かい箇所の塗り残しや隙間からの色漏れなどきちんと確認しておかないといけない点もありますが、指定範囲を一気に塗りつぶすことができるため、全体的な作業時間は他2つよりもかなり短くなります。

そう考えると今まではペイントやペンタブに付属していた色塗りツールを使っていましたが、もっと便利な機能のある色塗り用のソフトを探してみるのがいいような気がしてきました。いや、もちろんフォトショとか有料のはどう考えても宝の持ち腐れになるでしょうからフリーの前提ですけど。ベタ塗り程度しかしないにせよ、レイヤー(セクション)によるパーツごとの色分け、線画の隙間を埋めてくれる機能、トーンによる彩色とかが使いこなせるようになるととても便利な気がします。それにしても線画はともかく彩色となると画材やリトライの関係で圧倒的にデジタルの方がありがたいと実感しますなw

最後に先ほど同じようにアナログ線画を取り込んでベタ塗りしてみたのをついでにもう一枚。

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ポニテ子

うーん、折を見て配色のセンスも勉強していきましょうか…。

大学生のレポートを思い出すOLD GAMERS HISTORY

OLD GAMERS HISTORYという本のvol.8~10が、STGの黎明期から近年にかけて発売されたタイトルを膨大に紹介しているという事で買ってみました。

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インベーダー以前のコンピュータースぺースから始まるタイトル数は、メジャーマイナーACPCコンシューマー含めてなんと400以上。
そしてその全てのタイトルで最低1ページ以上とカラーの画像付きで解説されているから驚きです。

メジャータイトルはもちろん、いまだに移植されていないマイナータイトルですら一つ一つのタイトルがしっかりと解説されており、作り手のゲームに対する知識と愛が随所から感じられる一冊です。かつてSTGに熱中したオールドゲーマーは勿論、今でもSTGを愛するゲーマーならばぜひとも手に取ってもらいたい素晴らしい本です。




とまぁ大抵の良識ある人のこの本に対する評価はこういう感じかと思いますが、残念ながら腐れゲーオタの私はそんな事は大して思わず、それよりもこの本を読んでいて時々覚える妙な違和感の方が気になりました。

その違和感を言葉で説明するのは難しいですが、あえて一言で言えば

記事に統一感が感じられない

ってところでしょうかね。



例えばインベーダーやギャラクシアンではゲームシステムにはあまり触れられておらず、それよりもブームによる社会問題やライセンス周りの話などビデオゲーム黎明期ゆえの事について書かれています。

方や究極タイガーなどのようにゲームシステムやバランスの解説に加え、作品によってもたらされた流れなど無難にまとめたタイトルも多く見られます。

またTATSUJINやグラⅡなどのように当時のアーケード事情や評判を客観的に書き記したものもあれば、グラ2のように当時のユーザー思い入れ全開(のように見える)で書かれたタイトルもあります。

そうかと思えば近年(97年~)のタイトルではインストやメーカーHPに載っている程度のカタログ的な紹介しかされていない記事も多かったり内容に疑問符が浮かぶものも。レイクライシスとか8割データ保存の話でシステムや魅力などについてはほぼスルーですし、エスプレイドだってガードバリアの説明に半分使うくらいならガラ婦人の張り手のことを書けよと90%のESP者が思うはずです。
銀銃とかあれだけパロディまみれのある意味おふざけ満載のゲームなのに「ひたすら硬派でかっこいい世界観」に「そぐわないアニメキャラ」とか…いやいや、トレジャーファンならはんさんのキャラデザはお馴染みですし、ガイとかクリエイタはあれがストーリー展開とマッチしてグッとくると思うんですが。

そして個人的にはタイトルによっては「それ別にこの本で書く必要なくね?」と言いたくなる情報がチラホラあるのがどうも…。
XDRやデスクリムゾンにおける読者レースの話、タイメモ2の特典付録で飛鳥&飛鳥の開発者インタビューが載っていなかったこと、サンダーフォースⅤが「とある理由」からファンの間でシリーズ最終作扱いされている事、バルクスラッシュを中古で買うと説明書がケースに張り付いて取り辛いという情報、メタブラのダミーストーリーのくだりをやたら強調するところ、大往生のPS2版デスレーベルの初クリアまで7年かかった事etc…何でしょうかね、妙に雑学的な情報が所々に入っているんですよね。


確かにこの本はこれだけのタイトル数を扱いながら誰がどう見てもおかしいと思うような間違いが無いのはスゴイですし、個々の記事も大抵のオールドゲーマーなら共感して読める内容ばかりです。
なのですが、上に挙げたようなタイトルごとの記事の方向性の違いが目に付いて

歴史や背景を紹介したいのか
システムや名シーンを紹介したいのか
当時の状況や思い入れを伝えたいのか
カタログ的な紹介にしたいのか
雑学を交えたレビューにしたいのか

という風にこの本及び執筆者がどういうスタンスで歴代のSTG作品を紹介したいのかが、私には今ひとつ見えてこなかったのです。
記事に統一感が感じられないというのはそういう事なのです。



そして違和感を覚えたのは統一感の無さともう一つ、妙な既視感です。
全部がというわけではないのですが、何か時々どこかで見覚えのある文章や表現がひっかかるのです。

それをもっとも感じたのはこのグラ2の記事です。
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上にも例として挙げましたが単にゲームを紹介するだけでなく、当時MSXユーザーがファミコンに対して劣等感を持っていたことと、だからこそコナミのMSX作品、ひいてはグラ2が誇らしかったという筆者の思い入れも交えたとてもナイスな記事だと何も知らない人は思うでしょう。いや、実際その評価は間違っていませんし、それでいいと思います。

で、ここでとある古い雑誌の記事を一つ。
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これは昔ユーズド・ゲームズのMSX特集の時に掲載されていたグラ2の記事で、今は亡きライター原田さんの記事です。
どうでしょうかね、私含めた一部の人はこれを読んでこの記事が頭をよぎるんじゃないでしょうか。といいますかこういうネガティブで破滅的かつ情熱が入り混じったゲーム記事を書ける人を私はこの人以外に知りません。


しかし数百タイトルもあるうちからこれ一つだけを取り上げて難癖をつけるのはいいがかりも上等、腐れゲーオタのクレイジークレーマーに他なりません。と思っていたのですが巻末の後付けを見て大体納得しました。
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参考文献にユーズドゲームズはもちろん、それポンやアーケードTVリストなど手元にある本の名前がチラホラと。
そりゃ寝る前の暇なときやトイレで長時間かかりそうなときのお伴にも読んでる本ですから見覚えあるわけです。
残念ながらゲーメストは持っていませんが(当時読んでなかった)、たぶんこの感じですと私の知らないいくつかのタイトルではメストを参考にしてるだろうと窺えます。
指摘ついでに言ってしまいますと、巻末の参考文献に載っていないだけでゲームカタログ@Wikiとかネットのレビューサイトも結構参考にしてるでしょうし、雑学的な情報って大体そこから持ってきてますよね、たぶん。


しかし、だからと言って「この本は読む価値など全くないパクリの塊」などと言う気は別にありません。
ゲームカタログとかはともかくユーゲーやメストに関してはちゃんと参考文献として記載してありますし、何より一つ一つのタイトルでカラーの画像が掲載されているのが資料的な意味でも大きいです。インベーダー以前のものに関しては特にそうです。
発売されたハードや現行ハードでの配信状況が載っているのも、記事を読んで遊んでみようと興味を持った人にとってはとてもありがたいでしょう。
ですから巻末の参考文献を持ってたり、自分から配信状況を調べるようなゲーオタには大して価値の無い本かもしれませんが、そうでないオールドゲーマーや当時該当タイトルに熱中した人に情報を紹介する本としての存在意義は十分あります。

まぁ個人的にはあちこちの参考文献から切り貼りしてそれっぽく見せただけで、肝心の本人の意見や考えが全く書かれていない大学生のレポートみたいな本というのが正直な感想なんですが、こういう歪んだ人間の意見は大多数の人にとって参考にならないので、普通に興味を持った人は手に取ってみるといいかもしれません。

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