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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

風来のシレン4感想その2:もっと不思議クリア編

シレン4のもっと不思議にあたる浜辺をクリアしましたのでその1に続いての感想です。
現在プレイ時間は約50時間といったところで、浜辺自体は十数回の挑戦でクリアできました。

前回の感想では主に新要素について書きましたので、今回は従来からの変更点やシステム周り、浜辺の感想について書こうと思います。また新要素についても前回取り上げなかったものや、ストーリーダンジョンでの時点とは印象が変わってきたものもありますので改めて取り上げます。

まず従来のシリーズからの変更点についてはいくつかありますが、その中でも浜辺をプレイしていて特に影響を感じるのはHPの自然回復速度の変化です。

今作では低レベルほどHP回復速度が早く、成長するに従って遅くなっていくという調整になっており、今までの最大HPが増えるほど1ターン辺りの回復量が増える仕様とは真逆になっています。低層だとHP15だと1ターンに1・2ポイント回復しますが、100を越えるくらいになると2ターンに1ポイントしか回復しなくなっていきます。

これによって今までのシリーズと比べて序盤での死亡率がかなり下がりました。
しかしその反面中盤以降は目に見えて自然回復量が落ち、戦闘の度に足踏みしても回復がとても間に合わないようになっています。
このように今までとは真逆のHP自然回復仕様になりましたが、これに関しては一概にどちらが良いとは言えないでしょう。序盤の捨てゲー率が減っていいという考えもあれば、HPが増えるほどきつくなるのはおかしいという考えもあるでしょうしそれらの逆も然りです。

私の意見としてはリメイク作品でこういう仕様変更されるのならともかく、今作はこの仕様前提で開発されているのですから別に不満はありません。

そしてHP回復速度と合わせて目についたのは素振りでHPが回復しないようになったことです。正確には素振りだけでなくアイテムを使う行為全てが含まれまして、要は足踏みor移動以外のターン経過ではHPが回復しないという事です。

これについては改悪と感じています。

なぜなら不思議のダンジョンというゲームはターン制であり、その1ターンの価値は全て等しいのが不思議のダンジョンだからです。素振り、アイテム使用、移動、何もしない、これらは全て1ターンを消費して行う行動であり、そこに正解不正解はあっても優劣は存在しません。

しかしこれらにHP回復判定の有無を加えてしまったことで1ターンの価値にわずかながら優劣が生まれてしまいました。

例えば1マス離れたモンスターをおびきよせて先制攻撃を加えたい状況になったとします。1フロアに何度もあるくらい頻繁に遭遇する状況ですね。このように「何もせずにその場を1ターンを経過させたい」場合、プレイヤーの選択肢として「素振り」か「足踏み」の2つが考えられます。

そして今までのシリーズの場合この2つの行動の価値はどちらも等しくありましたが、今作では素振りでHPが回復しないため「何もせずにその場で1ターンを経過させる手段」としてほんの僅かですが素振りの方が劣っていることになります。素振りには罠チェックという特性があるため、副次的とはいえ何もせずに1ターン経過させているわけではないという風に考えることもできるでしょう。

しかしそうなると今度は純粋に何もせずに1ターンを経過させる足踏みだけでHP回復するのが自然であり、移動というアクションでもHP回復するのは不自然になります。何で移動は良くて素振りや他の行動はダメなのでしょうか。

こういう理由から行動によってHP回復判定の有無があるのは、例えほんの些細な優劣であっても見逃せない改悪だと私は思います。

素振りについてもう少し外的な理由を付け加えると、素振りというのは足踏みに比べて操作ミスを起こしにくく「最も安全確実に1ターンを経過させる方法」でもあるわけでして、それをこうやって使いにくくするのは褒められる変更ではないでしょう。

…素振りだけでえらく行数使いましたね(汗)しかも素振りに関しては罠チェックも絡めてまだまだ語れるというから困りものです。


次に従来からといいますか3で登場した二刀流ですが今作では採用されておらず、あと両手持ち武器もありません。二刀流はどの新要素を見ても不満しか出なかった3にあって、唯一と言っていいほどの良要素であったのに…。装備の幅が広がるだけでなく、松明と武器の二刀流にした場合だけ夜のモンスターにも昼のようにダメージが通るとかいろいろ考えられるのに勿体無いです。札のように微妙な位置づけのアイテム残すぐらいならこっち残せよと。




ここからはインターフェイスをはじめとしたシステム周りについて。

と言いましてもこれについては文句をつける部分を探すのが難しいくらい快適に仕上がっていると素直に褒めてあげていいでしょう。

箇条書きですいませんが

・未識別アイテムの図鑑履歴による補完
・フロアの踏破箇所のチェック
・過剰なまでのヘルプ
・基本的なテクニックが学べるだけでなくクリアでご褒美も貰えるフェイ問的なチュートリアル
・(解説文はともかく)アイテムの値段・解説、モンスターの経験値などが確認できる図鑑
・シレンがすれ違うと一緒にすれ違ってくれる仲間
・上画面で壺の中身が表示される

ざっと思いついただけでもこれくらいあり、不満らしい不満といえば祝福や呪いで飛び道具がまとまらないというのと、メッセージログが流れるのがやや遅いという点くらいでしょうか。

過去作からさらに洗練された部分もあれば、おそらくフリーや同人のローグライクを参考にしたであろう部分も見受けられますが、いずれにせよ快適になるに越したことはないのでああだこうだケチを付ける気はありません。




お次は感想その1に続いて4からの新要素について。

浜辺に潜る頃にもなるとストーリーダンジョンとはまた違った印象になるわけですが、ここでは光る床・見渡す・そして今一度道具成長システムを取り上げます。

まず光る床というのはダンジョン内でごくまれに見かけるアイテムの埋まっているマスのことです。
ちからの値によって掘り起こせる場合と掘り起こせない場合があり、時にはレアアイテムが出現することもあります。
まっ、はずれでモンスターが出る場合もあるのですが、とにかくプチ黄金の間といった感じで見かけるとワクワクします。

見渡すというのはその名の通り視界内の部屋全部を見渡すコマンド。これのおかげで今まで以上に戦略が立てやすくなり便利です。と言いますか後半は確認しないと一瞬で死を招く可能性もあるので部屋入るたびに嫌でも見渡すようになります。

そして武器・盾の道具成長システム。
ストーリーだけでなく持ち込み不可でもきちんと機能しており、装備の取捨選択に幅を与えております。少なくとも3の龍脈とは大違いです。

ただしほとんどの特殊能力無し装備が限界まで成長すると印の制限がなくなったり、腕輪2個装備の共鳴が優秀すぎたりと装備品のバランス自体にはやや難がある印象です。また特殊能力付きもベースで性能がアップする反面、印にしてしまうとレベル1でも8でも同じになってしまうことや、強化限界や印数の制約でベースの乗り換えが厳しい事なども不満を覚えます。

しかし練り込み次第では今後の作品でも十二分に、それこそ初代で合成が登場したのと同じくらいゲームに深みを与えてくれる可能性を秘めたシステムだと思いました。



最後にもっと不思議にあたる浜辺の魔洞について。

一言で言えば腕輪ゲーです。

通常攻撃タイプのモンスターの攻撃が非常に強く、最初の方に書いたHP自然回復仕様の変更と合わせて正面からまともに殴りあっていてはジリ貧でどんどん削られていきます。序盤はともかく、ギャザーやドラゴンが登場する20階以降その傾向が顕著です。

また特殊能力タイプも特殊能力タイプで一発くらうと致命傷レベルのものが多いです。

結局のところどの敵とも殴り合うのが危険なため、敵の位置がわかる気配察知の腕輪、角を利用して先制攻撃の出来る壁抜けの腕輪をはじめとした各種腕輪が壊れないことと合わせて他のアイテムより圧倒的に強いのです。99Fまで修正値付きの盾を1つも捨てずに全部合成したところで気配察知1個には遠く及びません。

そのため状況に応じた対策を取るというよりも、いかに精密な動作をミスなくこなせるかという印象をプレイ中は感じました。端的に言えばめんどくさいと。

確かにゲイズの盾や変換の盾など近年の作品で無闇にレア化されていた装備が普通に手にはいるようになり、二択屋や高級店、前述の光る床などプレイヤーにとって旨みのある要素も増えたおかげでトルネコ3の異世界やシレン3のオチミヅよりかは遥かにマシでしょう。

一応擁護ではないですが、別につまらないわけではないのです。

だいたい最果てや裏白のようなダンジョンを求めているのなら該当ダンジョンをプレイすればいいだけの話でして、この浜辺にそれを求めるのはちと筋が違う気がするのです。

あくまで浜辺はシレン4の仕様・システムで調整されたもっと不思議であり、過去作のもっと不思議と違うからダメと言っているわけではないのです。むしろ不満は武器盾の修正値とダメージ計算式の調整、道具成長のところで書いたような各種武器の差別化、共鳴効果の見直しなどなど、その本作ならではのバランス調整の部分にあり、そこがどうにも粗いと感じるのです。

よって一応クリアはしたものの、今後何度もあまり挑戦したくなるようなダンジョンではないというのが正直な感想です。




感想その2はここまでです。
その1と合わせてゲームそのものについてはあらかた書き尽くしたと思います。

ですがまだ肝心な事が残っています。

それはシレン4という作品及びそのスタッフに対する評価です。

これについては総括も兼ねて感想その3で思う存分書くつもりなのでもう少々お付き合い下さい。

もう既に私の中で結論は固まっています。

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