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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

らんだむダンジョン

それではここしばらく熱中していたフリーのRPG「らんだむダンジョン」を感想がてら紹介することにします。

ゲームの簡単な解説ですが、これはリンク先の詳細で説明があるようにダンジョンの最下層のボスを倒すのが目的のRPGです。



こんな感じにらんだむのタイトル通りマップは自動生成され…ません。
エリアごとに設定された何種類かあるうちの固定マップから選ばれるだけでマップ自体はローグライクのような自動生成ではありません。ランダムなのはマップに配置される宝箱とその中身です。

宝箱の中身がランダムという事は当然アイテムを収集する要素があり、これまたお約束のように中にはレアリティの高いアイテムなんてのが存在しています。

基本的に拠点となる町は一つだけであり探索するダンジョンも一つであるものの、ゲームの流れは敵と戦いながらレベルを上げつつ、アイテムを回収してパーティを強化していくというごくごく普通のコンピューターRPGのそれです。

ではRPGにおいて時としてメインとなる戦闘システムはどうでしょうか。
ダンジョンを徘徊するモンスターと接触することで戦闘に突入するシンボルエンカウントですが、戦闘方式そのものはドラクエに代表されるターン制のパーティバトルです。技や敵の名前、ビジュアルなどに商用ゲームではとても見られないようなパロディやグラフィックが用いられている箇所も多いですが、敵を全滅させれば勝利で経験値&お金をゲットというこれもまたごくごくありふれたコンピューターRPGのそれです。

ここまで書いていてそんなちょっとしたアイテム収集要素のある普通のRPGに何故寝食を惜しんで熱中していたのか疑問に思われるでしょう。その程度のRPGならば今までいくつも目にしてきたわけであり、むしろ私の嗜好を踏まえればそういうのが肌に合わないのは今更語るまでも無いでしょう。

私がらんだむダンジョンに取り付かれた魅力、それはキャラとテキストにあります。



ここで「何だキャラゲーかよ」と言われるかもしれませんが、実際そうなのですから隠したところで仕方が無いです。
私は自分がいいと思ったものを正直に伝えるだけであり、誰かに強要されているわけでもないのに、取り繕って上辺だけの紹介をして一体何になるというのでしょうか。

とちと熱くなりかけましたが、キャラゲーで大事なのはキャラの個性ということでざっとパーティーメンバーの紹介をば。



上からまずは主人公のアナンタ。
魔法を使えないことにちょっぴりコンプレックスを持つファイターでボケ・ツッコミの両方をこなします。
戦闘では矢面に立って攻撃を引き受けたり、物理攻撃で大ダメージを与えたりと割と真面目に戦士系の働きしてます。

2人目は女なのにプリースト(本来はプリーステス)のシズナ。
回復はもちろん各種攻撃魔法を使いこなし、装備とスキルによってはアナンタ以上に物理ダメージをたたき出すためもはやどの辺がプリーストだよと突っ込むのも無粋なキャラです。基本的にはおっとり・天然系とパーティ内ではボケ役が多めです。

3人目はトリックスターのべネっちことベネット。
素早さを活かした補助や状態異常付与の役割を担うことが多く、補助効果の強いこのゲームの戦闘では使いこなせば大いに活躍してくれます。パーティ内ではツッコミ役に回ることがほとんどで、彼女がいないと収集が付かない事態になることもしばしば。自ら憎まれ役を引き受けることのできるクールなレディです。

最後は雪ん娘アイちゃん。
タイプ的には…氷関係に強いオールラウンダーってところでしょうか。初期メンバーである他3人と違い、中盤から加入するうえ年も一回り小さいため、個性豊か過ぎる3人に振り回されがちです。


このメインキャラ4人に加えてカナヅチセクハラ妖精や子供のような女神など、もはや個性と呼ぶのも生ぬるい存在感を持ったサブキャラが脇を固める隙の無い布陣です。そしてそんな彼らが織り成すイベントはメインストーリーは勿論のこと、特定のアイテムを入手した状態で宿屋に泊まったり、ダンジョンに存在するボスとの戦闘中など大量に存在しています。

そのやり取りの楽しいこと楽しいことったらとても文章で表現できるものではありません。個人的にはプレイしていてサターンのゲーム天国の幕間デモを思い出すような気分で一つ一つのイベントを堪能していました。


そしてもう一つ見逃せないのがアイテムの解説文です。
現在ゲーム中には700を越えるアイテムが登場しますが、その全てに解説文が付いています。
驚くべきはこの解説文でして、ただ単にアイテムの性能を表示しているのではなく、主人公アナンタ目線による解説というのが最大のポイントです。






まともな装備には名前の由来や使い勝手の寸評、豆知識などが解説されており、これだけでも十分感心してしまいますが、中には他ゲームや漫画・アニメなどからパロったネーミングのアイテムや、寸分の疑いようも無いネタ装備も結構混ざっているからアナンタも大変です。そうして700を越えるアイテム全てにこのような解説文が付いていると考えるとその労力には賞賛を贈りたくなるほどです。

冒頭でアイテム収集要素があると述べましたが、実際もはやアイテムの性能そのものよりもこの解説文読みたさにアイテム集めをしてしまうくらいです。合成アイテムの作成には大金といくつかの素材が必要となりますが、それすらも使えるかどうかは二の次で、アイテムの解説文とカナヅチ妖精のコメントを読みたいがために作ってしまうと言っても過言ではありません。




「ゲーム中に存在するこいつらのイベントと会話を全て見たい」
「新しいアイテムの解説文を読みたい」

約10日で30時間ほどプレイするほど熱中しましたが、その原動力の95%は本当にこれだけです。

もっと見たい
もっと読みたい
もっと知りたい

こんなに知識欲を刺激するゲームにはそうお目にかかれるものではありません。



本来ならば補助効果が重要な戦闘の戦略性や全滅してもノーペナルティという親切さ、オート戦闘の速さ、アイテム整理システムの快適さなどの良い部分や、プレイしていて不満を感じた部分を知らない方にも理解できるように紹介するべきだと思います。

しかしそういう理屈だけでは私がこのゲームに感じた魅力をとても伝え切れませんし、また上の知識欲の前では全てが些細な事に感じられてしまうほどのパワーを持っているのです。

正直な話このゲームのノリは商用ゲームではまず許されないタイプのものであり、その時点で人を選ぶのは仕方が無いことです。逆に言えばこのノリを受け入れることが出来ればどっぷり嵌れることは間違いないでしょう。とりあえずフリーソフトですからちょっとでも気になった方はぜひプレイしてみてください。個人的にはこんな楽しい作品を遊ばせてくださった作者の方にパッケージソフトと同等のお金(5800円くらい)を払いたい気分でいっぱいです。

今は一区切りである表ダンジョンをクリアして裏ダンジョンに潜っていますが、クリア後のおまけと見せかけた第2部が始まったかのような内容でどうやらまだまだ知識欲が尽きることは無さそうです。

以上「らんだむダンジョン」の感想と紹介でした。楽しいゲームはどこに転がっているか分からないものですな。

コメント

なるほど、このソフトだったんですか…いや、俺も初めて見たんですけどねw

>「新しいアイテムの解説文を読みたい」
ああ、なんかすげーよくわかる気がします。
今モンハンもやってるんですが(P2G)手に入れたアイテムの説明文とかつい読む性質です。
武器強化して名前変わってんのに説明文変わらないのとかちょっとガッカリしますけどw
ニンジャガ2も一回しか使わない鍵によくもまあ、あそこまでと感心したものです。
全体的に説明テキストが実に…って褒め過ぎかw

キャラ同士の会話に関しても同意です。
俺も過去組み合わせを頑張った記憶があるんですが何のソフトだったのか思い出せない始末でして…

  • 2010/05/15(土) 00:17:34 |
  • URL |
  • SK #-
  • [ 編集]

フリゲ・同人系のゲーム情報サイトにアンテナを張り巡らしている方ならともかく、やっぱり一般的にはご存知なくとも当然かと思います。

>説明文
ゲーム本編に直接関係無くとも、その手の解説文は世界観を楽しむという意味ですごく大切ですよね。

攻略本でもアイテムや技の由来、モンスターの性質などが載っていると読み物として時々読みたくなりますし。「たたきつぶす」を詳細に解説しているロマサガとかステキすぎです。

キャラ同士の組み合わせを頑張りたくなるタイトル…うーん、私もファイアーエムブレムをはじめ思い当たる節がありすぎていかんともはやw彩京シューの漫才やデスマの2人プレイにBATSUGUNとか意外とSTGにもあったり…。

  • 2010/05/15(土) 02:19:09 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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