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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

PSYREN第143話感想

今週号は久しぶりに鳥山先生の読み切りが掲載されていますが、相変わらずの線の太さを除けば、無駄な描写が無い割にキャラが立っていて、なおかつスラスラ読める(≠内容が薄い)というまさしく読切のお手本というのにふさわしく、このシリーズの中ではダントツだったと思いました。

ジャンプらしい漫画というのはこういうものかと思ってしまうのは自分が年を取っただけなのかなといろいろ感じつつの、そんなサイレン第143話の感想です。
前回のあらすじ:暴王「話し合いをしよう。さもなくばコロス」

アゲハがテレカによって託された07号の思いを弥勒に伝えた一方でミスラは約束の涙を手中にしたのが前回のヒキでした。

手に入れた約束の涙がグニグニと形状を変え、口から取り入れたことでミスラはクァトネヴァスの分身としての力を得てしま…うのはいいのですが、約束の涙から蜘蛛の足みたいなのが何本も生えてたり、それが飲み込むミスラの表情がイッちゃってたりと1ページ目からこんなグロを見せられるのもどうかと思います。一体化するにしてももう少しスマートな表現あるでしょうが…。

さて、真実を知った弥勒はジュナスの騙されるなという言葉にも確信を持って07号の力と真実を受け入れてくれました。その言葉を聞いて糸が解けたのかアゲハもノヴァを解除しますが、生命の樹によって受けたダメージから片膝をつきます。あれ、ノヴァ暴王だと完全無効化だと思ったのですが、割とざっくりいってますね。そういえば未来のときもそうでしたが発動中は痛みを受けないだけで、解除したらその分ちゃんとダメージ来るのかもしれません。

そこへ約束の涙を取り込んだミスラが弥勒の様子に異変を感じつつ戻ってきます。
個人的にはこの間弥勒の様子を静かに見守りつつ、戻ってきたミスラに黒幕のお出ましかといった具合で呟くグラナがいい味出してます。

何があったのかしらじらしく尋ねるミスラに対し、真実を知った弥勒は攻撃を仕掛けます。
弥勒は自分の始末は自分でつけるとグラナジュナスの両名に手出し無用を命じます。

弥勒の攻撃によって身体を抉られたミスラですが、クァトネヴァスと同化した事によって正体を顕にし襲い掛かってきます。うーん、何かFFとかのボスでいそうな異形としては割とありそうなデザインですね。

人間風情が敵うと思ってるのかとやっすいセリフをかますミスラに対し、弥勒は「宙は俺を中心に廻っている」といつぞやのセリフを恥ずかしげも無く返します。いや、あんた廻っているつもりで利用されていたじゃないですかという無粋なツッコミはさておき、この手の厨二発言も弥勒なら何となく似合っていて許せてしまいます。

再び生命の樹による攻撃を今度はガードしながら、ミスラは全力を見せてあげると何かもう波動砲のようなとしか形容の出来ない凄まじいエネルギーを放ちます。

ミスラの力に驚愕する一同ですが、その直後当のミスラですらブリーチよろしく「何だと…!」と驚きの声をあげます。

それはノヴァアゲハがミスラの攻撃を無効化して弥勒を守ったからでして、ミスラだけでなく弥勒もまたノヴァアゲハの力に驚きの言葉を投げかけます。

あの…この状況で今更なのですがアゲハって一応一般人ですよね?
確かにドリフトでサイキッカーとして目覚めましたが、出身的には弥勒のように生まれつき異質な能力を持っていたとか、グラナのように実験体として生を受けたとか、ミスラみたいに人外の存在でもなく、血筋も普通の範疇に収まりますよね。なのに弥勒やミスラですら驚愕するほどの能力を持っているとは一体どういう事なのでしょうか。

本人曰く10年後の弥勒を追っているうちに自分も化け物になってしまったとの事ですが…えー、さりげに酷くないですかコレ(笑)

ハゲアさんたらまたまたご冗談を。
弥勒を追っていなかったら自分はまともだったとでもいいたいのでしょうか。(遊坂戦を読み返しながら)

力を使い続ければ死ぬぞと弥勒が警告を促しますが、例え化け物として死のうとも関係ないとノヴァゲハ。
そしてノヴァゲハは皆のために道を拓くのがこの力を持った俺の責任だと続けます。

卓越した力を持ちながら「化け物」になる事を拒んだ07号
望んでいなかったのにいつの間にか「化け物」となってしまった弥勒
皆のために覚悟を持って「化け物」となったアゲハ

こう考えると暴王自身の性能もそうですが、覚悟、ひいてはそれを実行できるところこそがアゲハ最大の強さなのだろうなという気がします。

沈黙する弥勒をいつまで座ってると鼓舞するアゲハ。普通こういうセリフは倒れそうな主人公を奮い立たせるためにライバルが言うセリフであって立場が逆です。

仲間になる気は無いと言いつつもミスラを前に共闘の意志を固めた2人。「世界はつながる」がこの漫画の一つのテーマですが、ここにきて07号の意思を通じて2人が繋がったという感じがします。

弥勒が防御を担当しアゲハがミスラへと突っ込み、最後は暴王がミスラの身体にいくつもの風穴を空ける見開きシーンで次週へと続きます。

うーん…もうここ数ヶ月で何度も同じ事を書いていますが、展開は面白いのに相変わらず尺が短すぎます。せっかくのアゲハと弥勒の共闘シーンなのに、たった3ページのミスラ瞬殺で終了というのは勿体なさ過ぎます。きっと当の岩代先生本人もわかっておられるのでしょうが…。

コメント

>今週号は久しぶりに鳥山先生の読み切りが掲載されています
いつもの鳥山節でしたね。何か、全体的に古く感じてしまいました。
サイレンなんかダサいだの昭和だのと言われてますが、今回の鳥山先生の読みきりは
それ以上の古さ・ダサさではないかと。特に、ギャグが読んでいてキツかったです。

しかし、絵のうまさ、構図の見やすさは圧倒的で、流れが嫌でも頭に入ってくるw
行間を読んで、流れを補完する作業を強いられず、ストレスフリーで作品に集中できます。
これは本当に素晴らしいなと思いました。読者への伝達力が、他の作品と比べて傑出してます。

>1ページ目からこんなグロを見せられるのもどうかと思います。
岩代先生は、ミスラには共感して欲しくないみたいですね。萌えられるのもお断り、みたいな。
残念なのは、未来編では謎めいて不気味だったミスラが、どうにも小物化してしまったことです。
今回のミスラの台詞はちょっとチープというか、ドルキさんが吐きそうな台詞を連発してましたから。

>グラナがいい味出してます。
今回、ジュナスが動揺したり小物な台詞吐いたり…で「強いロリコン→小物ロリコン」に退化してしまい
笑えるやら悲しいやらでしたが、グラナだけは泰然としていて、一安心。この人だけは本当にブレませんね。
弥勒どころか、黒幕であるミスラまでも印象的に弱体化していくなかで、WISEの大黒柱のごとく
圧倒的な存在感を示し続けるグラナ。もう、グラナがラスボスで良いじゃない。

>あの…この状況で今更なのですがアゲハって一応一般人ですよね?
「主人公補正+捨て身」ということで納得はしましたが、アゲハ強すぎでしたね。
ただ、未来朱鳥の実力はチートだったり、首が長いなど、身体的にも異様なので
夜科家は特殊な血筋である可能性は高いです。
アゲハの異常な強さが「世界は救われたが、アゲハは廃人に」という結末の伏線なら、
ミスラを圧倒する流れも説得力十分ですが…さすがにジャンプでは無理でしょうねぇ。

  • 2010/11/17(水) 11:53:49 |
  • URL |
  • plto #oely/y8c
  • [ 編集]

アゲハはどうやら普通にダメージをくらうようで安心(?)です。防御不可能な攻撃+相手の攻撃無効じゃあね…

ワイズの方々は来週どうなるんでしょうか?カプリコはともかく他は逮捕、死亡または逃亡になるとは思いますが、またドルキさん及びジュナスのロリコンに期待です。

  • 2010/11/17(水) 21:19:37 |
  • URL |
  • #Oe9oLLJs
  • [ 編集]

弥勒さん「宙は俺を中心に廻ってる」とかかっこいいこと言っていますけどあんた真ラスボスのミスラや
アゲハや07号に振り回されてばっかりじゃないですか
しかも主人公と共闘してもなんかお荷物っぽいし

それに比べてグラナさんの今なお色あせない大物オーラまじパネェっす

主人公とラスボスの共闘という燃える展開なのに小さいコマが多くて見辛く正直何やってるのか
よく分からなかったよ
最後どんな攻撃でミスラにトドメを刺したんだろ
単行本では大ゴマに書きなおして欲しいです

暴王ノヴァもドルキさんや祭先生やジュナスが暴王を破壊したように吸収される以上の攻撃を与えれば
ダメージは通るのかな?
それともただ単に暴王ノヴァを使うまえに生命の樹に刺されたのが原因だったりして

アゲハの過去やサイレン世界でアゲハ達が消えた理由を色々勘ぐりまくってた身としては
このまま完結しそうな空気は残念です
なにもないならなにもないで少しでも書いてくれないかな
せめてアゲハのかーちゃんが登場することを祈るか

  • 2010/11/18(木) 18:49:15 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集]

>pltoさん
>鳥山先生の読切
古い・ダサいというよりは古典や伝統芸能の類かと私は思います。この期に及んで作風を変える必要は求められていないでしょうし。その辺が抜けようとしても昭和臭さから抜けきれない(ように見える)岩代先生との違いだと思われます。

>アァン…?
倒すのに同情の余地を与えない方がボスとして都合がいいからでしょうね。
「人間風情が」なんて新しい力を手に入れたドルキさんが言っても違和感無いセリフですし…。

>大黒柱のグラナ
今までの活躍からすると、仮にアゲハいなくともあの人ならミスラも余裕で倒せるのでは思えてしまいます(笑)

位置的にはストーリー上のラスボスではなく、隠しダンジョンのボスの方が合ってるような。

>夜科家の血筋
首が長いのは作画ミ…ゲフンゲフン、マルコも幼くしてPSIに目覚めていましたから、可能性としては考えられますわな。その辺死んだ母親に何か関係があるやもと推測されていましたが結局特に触れられず。
近年主人公が散ったor再起不能で終わった作品といえば自爆ENDのカインが思い浮かびますが…。


>名無しさん1人目
>アゲハにダメージ
さすがにあのままだとノヴァの時間切れを待つしか対処法が無いので一安心です(?)

>ワイズの今後
ミスラを倒したとはいえ和解したわけではありませんし、彼らは既に結構やらかしているので逃亡というのが一番妥当な展開ではないでしょうか。
グラナ・ジュナス&カプリコは付いていくでしょうが、特に事情を知らない他の連中は微妙なところですよねぇ。


>名無しさん2人目
>廻らんけどなbyグラナ
「ヤツの攻撃はオレに任せろ(防御は任せろ)」という事なのでしょうが、そもそも直前の攻撃をノーダメージで防いでいたノヴァゲハに防御が必要なのかというのがねぇ…。

>単行本で加筆修正希望
直前のコマとミスラに空いた跡からすると、身に纏っていた複数の暴王の月をぶん回して突き抜けたという感じですが、ここは本当もったいないですねぇ。
個人的には弥勒が何やってるのかも残念です。

>ノヴァゲハへのダメージ
ノヴァの反動とも思ったのですが、刺された箇所から出血している事から直前に受けたダメージっぽい気もするのですよねー。未来の弥勒戦のトドメの時にひび割れていたのもダメージによるものなのか、時間切れなのかイマイチ不明です。

>完結しそうな空気で残念
みえるひと最終巻での加筆やここ数ヶ月の急ピッチでの伏線回収から察するに、岩代先生は伏線の未回収だけはなるべく避けるつもりで描いていらっしゃるはずです。そう考えると、今まで作中で触れられていない部分に関して特に何も無いものと考えた方がいいかと思います。

…アゲハの母親とか少しでもいいからその辺りの事も触れて欲しかったというのは大いに同意なのですけどね。

個人的にはカブトの宝くじだけは何とかしてもらいたいものです(笑)

  • 2010/11/19(金) 20:37:24 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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