NGD

かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

PSYREN最終巻&another call2感想

PSYREN最終巻と同時発売の小説第2弾を買ってきました。



最終巻の表紙はラストにふさわしく全員集合で感慨深いものが…と言いたいところなのですが、よくよく見るとチルドレンが祭先生の4分の1の大きさしかなかったり、フブキと祭先生間でも頭一個以上は離れていたりと各キャラの等身バランスがめちゃくちゃです。ヒリューにいたっては隣のタツオと比較して上半身が約2倍、横のサイズも約2倍ととんでもない有様です。

そんなわけでコレでホントに正真正銘最後となるサイレン最終巻と小説第2弾の感想です。
まず最終巻ですが、残念ながら書き下ろしはありませんでした。その分をなるべく小説にまわすようにしたのかもしれません。

ラストと言うこともあってか、話の間のツブヤキも裏話的な内容が多く、グラナのキャラの変遷やカブトの事が語られています。特にカブトは元々8巻で死なすつもりだったそうですが、急遽思い直して現在の形にしたそうで、この後の小説での扱いも含めるとやっぱり死なないでよかったなと思いました。

そして合間になぜか挿入されているドルキさんのラフ画には笑いをこらえることができませんでした。しかもネット上で大人気であることを知ってやけにフランクな口調で高笑いしているのですからたまったものではありません。崩壊しそうな未来世界に突如現れるネメシスQというページをめくったらこのドルキさんとか不意打ちにもほどがあるでしょうw

他には現代の最終決戦直前に戦線離脱したヒリューの扱いを象徴するかのようなヒリューの後姿がちょこんと描かれていたりとか、最終巻までこの2人はやはりさすがとしか言いようがありませんでした。



さてお次の小説の方ですが、いくつかの章に分かれておりますので個別に。

・未来は君の手の中に
最終回から10年後、フブキとイアンの結婚式を機にドリフトやチルドレンが久しぶりに集まると言うのが大筋の流れであります。

チルドレンのようなサイキッカーの子供たちを保護するために世界中を巡っているアゲハ&雨宮さん
教師になったヒリュー
俳優を辞めて事業家に→大成功を収めるもすぐに飽きてまた別の仕事に→以下ループの朧
オジキの跡を継いで戦場カメラマンとなったカブト
相変わらずのマツリ先生&影虎さん
小児科の医者となったランにブラブラしているハルヒコ
運命が変わってもかつての未来と同じようなチルドレンとエルモア

メインキャラの未来は概ねこんな感じです。うん、すんなり納得のいくエピローグです。そして最後はイアンとフブキの結婚式の場所が奇しくも未来でエルモアウッドにとっての宣戦の儀を行った場所という綺麗な締めくくりで幕を閉じます。なお、ヒリューは10年経っても雨宮さんからメールを返してもらえないのでした。


・YOUNG AND PRETTIES
アゲハと雨宮さん&アビスのデート話。
他の話が複線回収や後日談を中心としている中で、まさかの西河さん再登場や心鬼紅骨無しでアビスが実体化できるようになってるわと、これだけ前回のと同じノリで明らかに浮きすぎですw

・オブザーバー
何とまさかの武智さんメインの話です。
作中における歴史改変への回答が〝観察者〟である彼とカブトとの会話を通じて描かれるのが最大の見所です。

やはり武智さんとの絡みはできれば本誌で見たかったのは正直なところですが、それでもこうして最後に一章を割いてまで複線を回収してくれたのは嬉しいことです。

・星に願いを
ミスラの器になった女の子の話。彼女に好意を寄せていた男子学生の日記を通じて、彼女が変貌していく様子が語られます。アゲハがミスラを倒したことで彼女も救われたのだというのはベタですが切ない話です。

・陽のあたる場所で
最後はWISEと07号の話です。

本誌での最後の宣言どおり特異能力者たちの国を作ることにした弥勒と、そんな彼になお変わらず賛同し行動を共にする星将たち。彼らと同じような境遇のものが集まったその国では、ドルキさんがジュナスにちょっかいを出してしょっちゅう小競り合いになっていたり、そのジュナスはやっぱりロリコン天国だったり、ウラヌスちゃんもグラナに相変わらずだったりと、いい意味で予想通りの生活が繰り広げられているようです。

その過程で何度もアゲハと再会し、敵対したり共闘したりといろいろあったようですが、もしまだ続きがあればその辺りのお話も読みたいものです。

エルモア邸の離れで暮らす07号の元へ姿を現した弥勒は、この10年での自分たちの行動とその結果得た異なる互いの存在を認めるという結論を姉に伝えます。そして自分たちの国がもっと大きくなったら、もう一度迎えにくるからその時こそ笑いかけてほしいと。

そしてフィナーレはその言葉と側にいた弟から双子を通じて贈られた草花の冠によって、07号が失くしていた感情と声を取り戻して締めくくられるのでありました。


感想を一言で言えばまさしく後日談・完結編にふさわしい(デートのぞく)内容でしょうか。
正直伏線回収や後日談がメインのため武智さんの話以外はストーリー的な面白さはさほどでもないのですが、前巻同様PSYRENという作品を大事にしてくれつつ、きっちり最後を締めてくれたSOWさんにはありがとうを申し上げたいです。終わりよければ全て良しではありませんが、いちPSYRENファンとして非常に満足しています。



さぁこれで本当にサイレンが終わりを迎えたわけですが、終わりがあれば始まりもあります。
なんと16巻の帯には今春発売のジャンプNEXTに岩代先生の新作読切が掲載されるという予告が!
「とある少女のお隣さんはフツウじゃない人達で!?」という紹介文からドタバタコメディーなのかなと推測しますが、いずれにせよこれはNEXTの発売が心待ちで仕方がありませんな。

コメント

こんな状況ですが、今日はコメントが弾かれないみたいなので
この記事にもコメント投稿しときます。

>各キャラの等身バランスがめちゃくちゃです。
全巻のWISE全員集合(ドの人除く)は、配色が微妙なものの
バランスは保っていたのに、最終巻のコレはどうしたことでしょう。
ジュナス中心の14巻表紙は、素晴らしいクオリティだったのに…。

>話の間のツブヤキも裏話的な内容が多く、グラナのキャラの変遷やカブトの事が語られています。
変更によって、確実にクオリティが上がっていますよね。だからこそ、岩代先生も語ってるんでしょう。
思えば、ネオ天草とか朧については沈黙したまま…。お察し下さいということなのだろうか。

>ドルキさんのラフ画には笑いをこらえることができませんでした。
テンションがおかしい第7星将です。小説では幸せそうで良かったですね。
てっきり、弥勒王国の島の浜辺を「ぼっち」で警備してるのかと思ったのに。
当然、扱いは幹部最下級。格下にすら呼び捨てにされるレベル。

ところで、碓氷&三宅の高笑いも腹筋にキました。碓氷は小説で出番ありましたね。

>未来は君の手の中に
朧の成功ぶりに腹が立つわけですがw
ヒリューさんは本編ではアレな待遇でしたが、実は最も平穏な生活を送っていますね。
しかも、同僚から熱い視線が…こんなのボクらのヒリューさんじゃないやい!
ところで、カブトだけに女っ気がないな。せっかくの出番も武智と同伴だし。
未来世界と違って、フーちゃんとは何事もなかったのか。
そう言えば、雨宮さんの胸は成長されていたような…気がする。


>YOUNG AND PRETTIES
相変わらずヤル気満々の西河さんですが、「未来は君の手の中に」を見ると
猛烈アタックは、残念ながら実らなかったようですな。
朱鳥にとって「ミハル(未来は君の手の中に、で初登場のアゲハの母)」の存在は
大きかったようです。

>オブザーバー
時間軸関係はスルーされると思っていたので、素直に嬉しかったです。
岩代先生、この設定は最初から考えていたのかなぁ。

>星に願いを
ミスラの制服に征服されますた。

>陽のあたる場所で
コミックのつぶやきにあった「家族」的なWISEが描かれていますね。
ドルキさんのちょっかいに、ジュナスがブチ切れながらも相手してやったり
(本気出したらドルキさん程度は瞬殺だから、確実に手加減してるみたいだし)
真に微笑ましい。
現代でも予定通りカプリコの告白で夫婦状態のジュナスさん。
未来と違って他人との交流が多かったせいか、カプリコが大人っぽかったですね。
もはや「おっおー」「うーにー」とか言いそうにない。
ところで、嵐も相当でしたね。U10が嵐を巡って争うとかw

現代07号も救われましたし、皆ハッピーで良い内容でした。

>ジャンプNEXTに岩代先生の新作読切が掲載されるという予告が!
「お隣さんはフツウじゃない人達」…遊坂とかヴィーゴとかミスラみたいなのが
お隣さんなわけですね。これはコワイ。

  • 2011/03/14(月) 19:23:39 |
  • URL |
  • plto #oely/y8c
  • [ 編集]

>敵も味方もドの人はさすがとしか
狭い表紙に全員詰め込もうとして失敗した感アリアリですね(-_-)縦ではなく横にすればよかったと思います。

>ある意味最大の裏話は「ずっと気になっているもの:アンケ」なツブヤキ
あとアゲハ&朧の黒化フラグにマツリ先生のそれを止められるのはヒリューだけ発言やらもお察しくださいということなのでしょうか。

>根性も味覚も捻じ曲がっている(グラナ評)ドルキさん
ドルキさんにネオ天草様たちにヒリューと最終巻のラフ画はちょっとハジケ過ぎでしたねw

>未来は君の手の中に
朧はあの退屈な世界とか何とか言っていた癖に…って感じではありますわなw
カブトは登場人物で数少ないまともな感性の持ち主なので、どこぞの第二星将や小児科の医者のようなマネはしないのです(・o・)

>ドラゴン先生
なに、同僚の女性もヒリューが生徒たちにドラゴンと呼ばせている(であろう)事を知れば自然と距離を置くに違いありません。

>YOUNG AND PRETTIES
まさかの西河さん再登場とか、SOWさんはやっぱり「わかってくれてる」方だなと感じましたな。

個人的には雨宮さんの胸が少し豊かになったところでアビスのお尻の色気に比べれば(略)

>観察者
私たちは読者なので推測するしかありませんが、私はある程度連載が進んでから、具体的には4thゲームで07号から歴史改変について語られるあたりから考えられたのではないかなと推測しています。

>陽のあたる場所で
「家族」的なWISE
まさしくコレに尽きますよね。

星将たちが初登場したときはツブヤキのとおりグラナはじめ家族的な連中でイメージを変えたとのことですが、それを変えなかった場合の彼らが見れて満足です。

>おとなりさんパニック
いやいや、霊のみえる管理人とおかしな霊たちの暮らすボロいアパートがお隣さんさんかもしれませんよ?

  • 2011/03/16(水) 00:12:21 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

coall2読みましたよー
いろいろ思うところがありましたが、ヒリューさんが身を引いたとかあの辺りは面白かったですね。
不遇が似合う男、ドラゴン先生の明日はどっちだ!

  • 2011/03/19(土) 15:30:28 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集]

身を引いた理由もただ単にタツオLOVEなだけでなく、アゲハとの比較になっていてなかなか面白かったですよね。

>ドラゴン先生の明日
教師ということは他のキャラよりも次回作でゲストとして出演させやすいはず…!

  • 2011/03/21(月) 01:12:40 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blog01.blog31.fc2.com/tb.php/1189-f2e6585d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad