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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

御神楽少女探偵団&続・御神楽少女探偵団

PSPのアーカイブスでダウンロードした「御神楽少女探偵団」と「続・御神楽少女探偵団」が終わったので例によって感想でも。
そもそも本来は「御神楽」をクリアした時点で書く予定だったのですが、まさかあんなアークザラッドもびっくりの中途半端なところで終わるとは思っていなかったので、結局一気に「続」までプレイしてしまいました。今こうしてプレイする分には大した問題ではありませんが、当時リアルタイムでプレイした人は随分やきもきさせられたのだろうと思います。

それはさておき、最初のシナリオが終わった時点では傑作かもしれないと感じていたのですが、進めていくにつれ少しづつ気になる部分がチラホラ見え始めてきて、最終的には佳作~良作くらいの評価に落ち着きました。

ジャンルは探偵もののADVですが1本のストーリーを追っていくタイプではなく、ゲーム中にいくつかのシナリオが用意されているタイプです。大正くらいの時代を舞台に御神楽探偵事務所の面々がさまざまな事件を解決していくそんなお話です。

シナリオの流れは「事件・導入編」→「捜査編」→「解決編」の3つに分かれておりまして、このうち導入編と解決編に関しては基本的にプレイヤーは話を見ているだけで、ゲームのメインとなるのは捜査編になります。

捜査編はシナリオによってさらに複数(4~8くらい)に分割されており、この捜査編及びこのゲームの特徴として大事なのが「推理トリガー」というシステムです。これは登場人物のセリフや現場の怪しい箇所に対して使用できるツッコミみたいなものです。

たとえばAさんが殺害された事件でBさんに話を伺ってみたところ、「そういえば前日AさんとCさんが何か口論をしていたようだよ」という情報が聞けたとします。ここでトリガーを使うとその口論の内容についてだったり、AさんとCさんの人間関係について新たな情報が得られることがあるのです。こうして得た情報によって「推理ポイント」が加算され、このポイントが規定数(20)になると次のパートへと進むことができるのです。
ただし、何でもかんでもトリガーを使えばいいというわけではありません。捜査上重要でない情報からはポイントを得ることができませんし、何よりパートによって使用できるトリガーの回数が決まっておりまして、使い切ってしまうとゲームオーバーになってそのパートの冒頭からやり直しになってしまいます。

この回数制の推理トリガーによって自然とプレイヤーに考えさせるつくりになっているのです。捜査において最も重要なのは情報の価値を見極め取捨選択することです。
それともうひとつの利点は事実上詰まることが無いという点です。極端な話わからなくとも使える箇所全部でトリガーを試してみればいつか必ず正解にたどり着けるのです。



とまぁゲーム的にはなかなか面白みがあり、プレイヤーがメインで操作する御神楽探偵事務所の3人娘や解決編でおいしいところを持っていく所長の御神楽時人など、長く付き合っているうちに各キャラクターにも愛着が沸いてきたのですが、いざクリアして全体を見通してみると疑問符を投げかけたくなるような部分もいくらか見受けられました。

まずストーリーですが、無印の中途半端な終わり方はともかくとして、全体的に犯行のトリックが雑…といいますか、ホントにそんな確実性の疑わしい方法で大丈夫なのかと投げかけたくなるようなのが多い気が。幽鬼郎の掛け軸のアレ・夢男の婆さん殺害時の犯人の格好・蜃気楼の一族の密室トリック・生き人形の時人殺害方法・さよならの救命ボートとか…正直全部の事件で怪しいと言っても過言ではありません。
推理トリガーの反応箇所といい、たぶんこのゲームのシナリオライターはトリックよりも人間関係を重視しているのでしょう。

あと解決編での時人の詰めの甘さも気になります。
推理こそ見事ですがその後結構な割合で犯人に自殺されていますし、あるいは逆上されて襲われかねない状況も何度もありました。探偵とはいえもっと確実に犯人を確保できるような用意周到さが必要ではないのかと思います。そのほか事件関係者の後日談などが若干おざなりにされているところが気になります。

推理トリガーも面白いシステムではあるのですがもう一歩の踏み込みがほしかったところです。例えばトリガーで得た情報をアイテムとして扱い、聞き込みの際に使用できるとか…。

ユーザービリティにおいてはバックログ機能無し・メッセージスキップ速度の遅さがとりわけ不便と感じた点です。特にゲームオーバーになるとまた各パートの最初からやり直しになるため、冒頭の会話をもう一度聞かなければならずイライラします。



うーん…こうして改めて感想を書いてみると不満ばかりに見えてしまいますな(汗)

実際にはそんな不満は感じつつも、会話を進めながらどこで推理トリガーを使用するのか思考を巡らせつつ、うまく当たったときには喜んでいましたし、早く事件の真相を知りたくて毎晩PSPで寝る前にプレイしていた有様ですから面白さの方が上回っていたわけですが。

大体つまらなかったら無印クリア後の次の日に続編をダウンロードするわけなどありませんよ。
いいゲームだからこそ苦言を呈したくなるようなそんなゲームでした。

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