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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

「いいんだよ、とくにすることないしね」

毎日布団に潜り込みながら気楽にプレイしていたGBCのメダロット4もようやく一区切り付いたので、今日はその前からプレイしていた3とあわせて適当にその辺の話でもすることにします。ちなみにプレイしたのは3がカブトで4がクワガタです。

(ここからしばらく知っている人は読み飛ばしても問題なし)


そもそもメダロットとはかつてGBで発売されたRPGのシリーズで、開発は私にとってはアクション方面でおなじみのナツメです。

メダルで動くロボット=メダロットは頭・右腕・左腕・脚部という4つのパーツと頭脳にあたるメダルによって構成されており、それぞれのパーツには攻撃や防御、援護といった行動とパラメーターが設定されています。

これらのパーツの組み合わせやさまざまな戦術を駆使して最大3体まで出せる(ごく一部例外あり)メダロット同士のバトル=ロボトルを勝ち進んでいくのが主な流れです。

もともとはコミックボンボンとのタイアップでシリーズ展開された、ぶっちゃけあの時代に氾濫した亜流ポケモン系の一つ(こう書くとファンの方から怒られそうですが)と言ってもいいのですが、世界観やゲーム内容など単なる二番煎じに終わらずに独自の面白さを築いた作品です。

カブト・クワガタのバージョン商法、パーツ集め、低学年向け発祥のメディアミックスなど確かに企画の出発点は二番煎じだったとしか思えませんが、続編を重ねるごとにシステムは着実に進化を遂げ、メディアミックスもとりわけアニメの素晴らしさは90年代屈指の名作と呼んで異論は無いレベルだと思います。最近ニコニコ動画で配信され始めたので興味のある方は見といて損は無いのではないでしょうか。

97年に初代が発売され、99年には2の発売にアニメ放送と盛り上がったものの(確か両バージョン合わせて40万本近く売れたらしいです)、その辺りを絶頂期に3・4ともに続編の売り上げは見事に半減し、2004年以降はボンボン休刊や開発チームの解散などでシリーズが展開されなくなっていました。

人気が落ちた理由はいろいろ考えられるでしょうが、一つは短期間に続編を出し過ぎたのがあるでしょう。

1→97年11月
2→99年7月
3→00年7月
4→01年3月
5→01年12月

ナンバリングだけでも4年に5作、それも2から5に至っては約2年半の間に出ています。しかもこの間本編以外にもパーツコレクションや1リメイク(WSのパーフェクトエディション)など何本かリリースされていまして、誰がどう見ても乱発しすぎです。ドリラーといい勝負です。

作品ごとに登場するメダロットが異なるのにこんな短期間に出しては、メインターゲットである層がおなかいっぱいになって飽きられるのも仕方の無いことです。ポケモン本編のリリース間隔と比較すると一目瞭然です。

ただ誤解の無いように書いておきますが、乱発と言っても決してクオリティが低下しているわけありません。それどころかゲーム内容は作品を重ねるごとに確実に進化・洗練をされていったシリーズと断言できるものなのです。

あとはゲーム的に面白くてメダロットのデザインもいいのですが…まぁ何といいますか、やっぱりパーツの組み換えに代表されるように「男の子向けのゲーム」なんですよね、結局。この辺り女性や大人まで取り込んで今の地位を築き上げたポケモンとの超えられない壁を感じざるを得ません。ボンボンだし…。

そんなこんなで休止していたシリーズだったのですが去年になって久しぶりにDSで新作が発売され、現在は3DSで新作を開発中との事でファンは期待と不安が入り混じった心境で続報を待っている状態です。



(メダロット全般についての解説終わり)

ここからは3についての話です。
主人公は2に引き続いてイッキで通称イッキ3部作の真ん中にあたります。そんな関係で登場キャラはアリカやコウジ、カリンちゃんなど前作から引き続いてのキャラが多く、人間関係も2をプレイしていることが前提でストーリーが進んでいきます。

ストーリーはロボトル世界一を目指して各地でのトーナメントを勝ち進んでいくと同時に、環境破壊、友情やメダルの起源などがテーマになっており、シリーズの中でも結構シリアスな雰囲気になっております。舞台も地底・海底・空中都市・果ては宇宙までとスケールも大きいです。

エンディングまでは大体20時間程度、メダロットの種類は約150体でそのうちの9割以上が新機体となっております。1が64体、2が1からの続投含めて約150体だったことを考えるとかなりのボリュームです。

3で新たに導入された特徴的なシステムといえばやはりメダチェンジの存在でしょうか。
これは純正パーツで組み立てられた特定のメダロットのみが行える行動でして、外見をはじめパーツ装甲の一体化や行動や性能の変化といった特徴があります。これによりメダチェンジで事実上別のメダロットに変化すると言ってもよく、ボリュームの面では150体という数値以上にメダロットのバリエーションがあると言えます。

かようにロボトルの幅を広げるなかなか意欲的なシステムではあるのですが、そもそもメダロット自体がパーツの組み換えを醍醐味としている作品であることからあまり相性は良くなかったと思います。もちろんメダチェンジも選択肢の一つとして戦略に組み込むのも十分ありなのですが、結局のところ強い機体を組もうとすると純正縛りというのはいろいろと制限がかかるのです。ですので、一部の限定的な場面や敵メダロット用のシステムになってしまっているのが正直な感想です。あとデザイン的な点で言えばチェンジ後はモチーフとなったフォルムがより強調されて、メダロットの魅力である機体のデザインが映えなくなるのもマイナスです。端的に言えばダサいです。

メダチェンジの弊害という点においてはカブトバージョンにおける主人公機の弱体化が痛いです。
序盤でそれまでのメタビーからサイカチスというメダチェンジ可能な機体に換装するのですが、これがメタビーと比べて軒並み装甲が下がっている上に、そのメダチェンジも使いにくいクロス攻撃&車両タイプととても主人公機とは思えない扱いづらさで悲しくなります。おまけにメダチェンジのデザインも四つん這いとカッコいいとはお世辞にも言えず…。
片やクワガタバージョンのロクショウの後継機にあたるドークスは、2種類のアンチ攻撃(3と4ではストーリー上同じ地形で戦うことが多いのでアンチ攻撃の重要性が高い)、装甲の一体化でがむしゃら攻撃のデメリットをカバーとメダチェンジするだけの価値をちゃんと備えた機体になっているというのに…この差はいったい何なのでしょうか。

ロボトルにおいては1・2からシステムがさらに追加される一方で、全体的なパーツパラメーターの調整が行われたことでバランスはかなり良くなったと思います。少なくとも1みたいに防御機体を1体用意してごり押しみたいなのは通用しません。個人的には成功のパラメータがダメージ量にも関係するようになり、クリティカルと合わせて索敵がかなり強くなったのが楽しいです。射撃・飛行がむしゃら・索敵役でガンガン攻めていくのが3での私の基本的なスタイルです。

また2までは合計表示だった装甲値もパーツごとに表示されるようになり(なぜか2より前のPEではできていたんですが)、アニメーションやメッセージなど戦闘そのもののテンポも格段に良くなりました。もっとも他のRPGと比べて1回のロボトルに時間がかかるのは相変わらずですが。

また演出面で見逃せないのが随所でボイスが入るという点でしょう。もちろんイベントなどごく一部だけですが、GBCにも関わらずアニメと同じ声が流れるのはファンなら感涙ものです。



続いてイッキ編最終作となる4です。
3では電磁波の影響でデータが消えて最初から育てなおしという強引な理由でしたが、4に至っては新任の担任教師に育て方がなっていないという理不尽極まりない理由で初期化されてしまいます。そりゃゲーム的な都合とはいえひどすぎるでしょう。そんな先生の言うことをまともに受け止めて律儀に一から育てなおすゲームでの気弱なイッキ。アニメのいかにも主人公らしい性格のイッキによく引き摺られなかったものです。

宇宙まで舞台を拡げた3とは一変して、4で舞台となるのはせいぜい隣町程度の規模です。ストーリーも浚われたカリンちゃんを救い出すために右往左往しつつ、各地の四天王を倒すといったかなりこじんまりとした内容になっています。またノリも2までのコミカルメインの路線に戻っておりまして、この点でも3がシリーズでも異端だったことがわかります。

ただしスケール的には小さくとも行ける場所はこれまででもっとも多く、メダロットの機体数も3からさらに増えてなんと約250体にもなってしまいました。メインのロボトルの行動バリエーションも増えたのはもちろんメダチェンジも続投です。

またサブゲームというメダロットを使ったミニゲームも本編に関わることになり、この結果エンディングまででも40時間以上とプレイ時間は実に3の2倍以上になってしまいました。しかもクリア後のメダロット検定を極めようとするとさらに遊びこむ必要があります。

その他過去作のネタや他シリーズ作品のキャラも登場するわ、メダルのパートナーシステムや限定ロボトルはあるわ、恒例のイッキ女装ネタはもはや暴走の域に達しているわと、シャイニングフォースⅢを髣髴とさせるイッキ編の集大成にふさわしい大ボリュームとなっております。

ロボトルの基本システムは3を使いまわしているのであまり書くことは無いのですが、終盤の6対6、9対9という異例のロボトルはまさにシリーズの最後を締めくくるにふさわしい熱い展開として見逃がすことはできないでしょう。おかげでこれまで3体固定でしか育てていなかったメンバーを4では7体も育ててしまったくらいです。まぁ結局最初の3体で9体全部倒したんであんまり意味無かったんですけどね!索敵MAXからのタイムアタック強すぎ。

ちなみにメダロットの主人公と言えばこの2~4の3作やアニメでの立場からイッキが最も有名でしょうが、個人的にはメダロットの主人公といえばやっぱり初代主人公ヒカルの方が印象強いです。

そんなわけでこれまでシリーズをプレイしてきた人ならまとめの意味でもぜひプレイしてもらいたいのが4です。
エンディングでの「大人になってもみんなずっと一緒」というイッキと仲間たちのセリフは、長い間彼らの活躍を見届けてきたプレイヤーにとって感慨深いものがあることでしょう。




気が付けばずいぶん増えたなぁ…。

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