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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

STGでこんな苦々しい気分になったのは久しぶりだ

前回スターフォースをプレイするためにSFCのキャラバンシューコレクションを買ったという話をしまして、同時に予想よりも面白かったと書きました。その後何度かプレイしまして結果エリアO、つまり15~6面くらいまで進めるようになりましたが、やっぱり当初と印象はあまり変わらず爽快感のある楽しいゲームだなと感じています。

スターフォースについてはそういった具合に特に不満も無いのですが、本題はここからです。

上述のキャラバンシューコレには3本のタイトルが収録されております。
スターフォースとスターソルジャー、そしてへクター'87です。

このうちスターソルジャーは既にGBAで持っていましたし、スターフォースも子供のころにプレイした記憶がありました。そして今回このソフトを買ったのはその記憶の再確認のためであります。

となると残る一本のへクター'87だけは全くの未経験になります。キャラバンシューコレクションに収録されているわけですからキャラバンに使用されたソフトなのは確かなのですが、名前ぐらいは知っているソルジャーシリーズと比べても全然知りませんでした。アーケードや90年以降のコンシューマーほどファミコンには思い入れがあるわけでもないのでね。

そんなわけですから今回も他2本のおまけくらいにしか思っておらず、しかも目的がフォースの方でしたから買ってから全然起動していなかったのですが、今日ふと何気なしに初めてプレイしてみたのです。

そしてプレイ後、思わずつぶやいてしまった言葉がコレです。

ダメだろ、こいつは

ホントこの言葉が思考をめぐらす前に口からポツリと出てきました。



こうして少し時間を置いて振り返ってみると何が問題だったのかはすぐにわかります。

自機が遅い-ついでに当たり判定もでかいです。
ショットが対地と対空に分かれている-1ボタンで地上空中どっちも破壊できた前2作と違います。
敵が硬い-とにかく硬いです。連射機前提です。
スクロール方向がステージごとに違う-1面は縦で2面は横です。
敵の配置がいやらしい-後述
etc…

敵の配置のいやらしさについてですが、1面始まってすぐ倒すと自爆して8方向に弾をばら撒くザコ(スキ)が現れる、と書くだけでも後の展開が予想できるでしょう。しかも地上のハッチから量産されるため、さっさと基地を破壊しないといきなり危険です。その後も1面から曲線的に突撃してくる敵や後ろからの敵も当たり前のように出現します。
2面の横スクロールに至ってはさらに酷く、「前から現れて後ろに回りこむ→自機と高さをあわせた後突進→途中で3WAY弾に自爆」こんなのがしょっちゅう出てきます。もう一度書きますけどこれ1面と2面ですよ。

ライフ+残機制で、しかも途中にはショットを当てることで回復アイテムを放出するオブジェクトが何箇所か配置されていることから一見するとユーザーフレンドリーなシステムに見えます。ところが実際プレイしてみると、上記の問題点から被弾前提のバランスであることは明らかで、おまけにダメージもかなりでかいです。救済要素のはずの回復アイテムも、ショットを当てないと出さない=オブジェクトを撃ち続けなければいけない=移動が制限&敵を攻撃できないと、もはやトラップ扱いです。加えて横スク面では地形も登場し、激突すると当然一発でミスです。極め付けに死ぬとそのステージの最初からやり直しになります。

左手ではこんなステージを潜り抜ける操作と敵を狙い打つ精密さ、そして右手ではYとB両方のボタンをひたすら連打する連射力が求められます。そしてもちろん通常のSTG同様敵のパターンを覚える事も要求されます。

こんなモンやってられるか。



いや、実のところやろうと思えば出来ないことはないのです。…連射機さえあれば。

連射機さえあれば右手に集中力と体力を費やす必要が無くなり、その結果自機の操作だけ、すなわち回避と狙い撃ちに集中できるようになります。そして連射力が向上することで敵の撃ちもらしが減りますし、ライフ回復の問題も軽減されます。

そうなると後はゲームそのものの難しさですが、いくら難しいと言っても所詮はファミコンです。地形や敵のパターンはそれこそ何度もプレイして覚えていけばいいだけの話です。

それにこれ以上もっと絶望感を味わせてくれるSTGを私はたくさん知っています。それこそグラⅢとかR-TYPEⅡとか東亜シューやらCAVEの2周目やらSTGにはどうしようもないやつらが腐るほどいます。あんな覚えただけでは到底太刀打ちできない悪魔どもに比べれば十分活路は見えます。

ただやっぱり今の手連ではムリと判断せざるを得ません。第一疲れるし。



さて、上記は現在の私視点でのへクターに対する印象であり、「しんどいけど連射機さえあれば十分何とかなる」といったところです。

しかしもう一度思い出してください。
これがキャラバンのタイトルだったという事を。

私はスターソルジャーの面白さを理解できませんが、多くの人の昔話(名人ブームや連射がステータスであったことなども)から、たぶん当時の子供たちは楽しかったのだろうという事は理解できます。

スターフォース→スターソルジャーと連続でヒットを飛ばし、今では考えられないほどSTGが盛り上がりを見せていたころです。

そこへ次に登場したのがこのへクターですよ。
現在の私視点だから上のように「連射機があれば」と比較的ポジティブに捉えていますが(そうか?)、これが当時の子供たちの立場になってみたらどうでしょうか。

前2作と比べて1面からあんな難易度で連射機も一緒に揃えなければいけない。
大会のためにプレイするかもしれませんが、普通ガキは萎えるでしょうこんなもん。キャラバンはもちろん、下手すればSTGそのものを嫌いになってもおかしくありません。

アーケードでは80年代末期~90年代初頭にかけて起きた難易度のインフレで一気にSTG離れが進みましたが(もちろん同時期の格ゲーやRPGの台頭などもありますが)、コンシューマー(=ファミコン)でも一足先にこのへクターによってキャラバン層の子供たちが離れてしまったのではないかという気さえします。

冒頭の私の

ダメだろ、こいつは

というのは単純にゲーム内容だけでなく、こういった背景も含めて出てきた言葉だったのだと思います。
スターフォースの記憶を再確認した後…そう、それこそキャラバンシューの新作はどんなのだろうと期待したであろう当時の子供たちと同じような心境で。

とりあえずまた後日連射コントローラーを手に入れてから挑戦してみるつもりですが、もう今日一日で私の中でこのへクター'87は今後覆すことの出来ない罪深き存在として強く心に刻まれてしまいました。

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