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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

すれちがいギンガフォース

すれちがいシューティング…それは3DS本体内蔵のすれちがいMii広場から遊べる(ようになった)ゲームの一本にして、現在おそらく世界で最も多くの人に触れられている2DSTGでしょう。

という事で3DSを買って本体更新と同時に真っ先にダウンロードしたソフトなのですが、いやはや実に素晴らしい。

ゲームのつくりとしては1ステージずつ攻略していくタイプのSTGですが、他のすれちがいシリーズ同様すれちがい通信を活かした要素がふんだんに盛り込まれているのが最大の特徴です。

まず自機は自分の設定したMiiになるのですが、なんと自分一人では出撃できません。
出撃するためにはすれちがい通信で隊員を集めるか、あるいは(本体を持ち歩く事で溜まる)ゲームコインを消費してさすらいの隊員を雇う必要があるのです。
そう、ゲームを開始するだけでもすれ違うか出歩く必要があるわけで、もうこの時点で従来の一人閉じこもってストイックにプレイするSTGのスタイルが覆されているのですw別に本体をシェイクして歩数を稼いでもいいんですが。

一人以上の隊員を集めたらようやく出撃可能になりますが、すれ違いの本領が発揮されるのはここからです。
集めた隊員はステージ中に登場し、回収することになるのですがMiiの色によって使える武器の種類が異なるのです。赤=火炎放射、青=ホーミングミサイル、白=敵弾を消せるカッターなどその数はなんと全部で12種類。当然武器によって威力や性能など様々な違いがあります。
また回収した隊員は前方3WAYと後方のいずれかに配置する事になりまして、ショットの発射方向はLRで8方向に切り替える事が可能です。この際違う方向に配置するのはもちろんですが、同方向に配置する事で武器のレベルがアップするという効果もあるためこの配置の仕方もポイントになります。連れて行ける隊員の数はすれちがい通信で一度にストックできる最大の10人までです。
メンバーは1ステージクリアするたびに解散となってしまうため、次のステージをプレイするには再びすれちがい通信でMiiを集めるか、ゲームコインで雇う必要があります。さすらいの隊員だと色がランダムでコイン2枚、歴代の隊員だと好きなMii=色=武器を選べるのですが人数制限がある上にコインも3枚必要です。

こうしてすれちがったMiiの力or雇った隊員の力を借りて全15ステージを攻略していくわけですが、難易度はそれこそSTG自体が初めての人でもプレイできるような入り口からはじまるため、はっきりいって現代においてSTGにかじりついているようなSTGオタにとっては物足りなく感じるでしょう。

しかしそんなマニアだけを相手にしてきたから2DSTGは廃れたのであって、勘違いした連中が文句を言うくらいでちょうどいいのです。

この入り口は非常に広く、段階を踏んで少しづつ難しくなっていきつつも決して一線を越えない絶妙の難易度調整は家庭用で幅広い年齢層に受け入れられるよう長年培ってきた任天堂ならではのものです。

またステージ構成もなかなか面白く、地形やスイッチなどの仕掛けやもちろんの事、上下左右いろいろな方向へのスクロールや時には全方位STGのような防衛ステージもあるなどかなり練られた構成になっています。武器の種類と合わせて近年の2DSTGではあまり見られなくなった地形を活かした戦略性も兼ね備えていると言えるでしょう。

そういったところも含めて全体的にファミコンの頃のSTG…といいますか曲からしてぶっちゃけすごいコナミ臭いんですがw

なんて事を感じながらスタッフロールを見たところ開発は元コナミ組の人たち(しかもFCのグラⅡやゴエモンシリーズのプログラマー)が立ち上げたグッド・フィールというところで、ものすご~~~~~~く納得。

まぁこんなセリフが入っている時点でコナミ関係のところだろうなというのはバレバレなんですけどね!



そして最も本作で見逃してはならないのはその窓口の広さです。

実はここまでまだ書いていませんでしたが、ステージ中でミスした際は当たった箇所の(おそらく)Miiから失われていきます。

すなわち隊員の数=残機であり、隊員が増える事で火力だけでなく1ステージで最大10機まで持ち込む事ができるのです。これによりSTGが苦手な人でも隊員を雇いまくって火力によるパワープレイをする事も可能なのです。もちろんそれでも全くテクニックが必要ないわけではなく、その過程で自然とトライ&エラーというアクションやSTGで避けては通れない道を体験するようになっているのです。

そしてここまで普段STGをプレイしない人への配慮ばかりを挙げてきましたが、逆にSTGをやり慣れたプレイヤーなら隊員=武器=残機を少なくする事で自発的に難易度を上げることも可能なのです。加えてクリア後には限られた人数で全15ステージを攻略するアーケードモードが解禁されます。特にハードだと最初に選んだ一人で最後までプレイしなければならず、ミスすると1-1からという歯ごたえ抜群の難易度になっています。でもこれはちょっとやり過ぎのような気がします。難易度よりも通しで1時間以上かかるプレイ時間の問題で…。

またスコアランキングはすれ違った人のスコアが記録されるため、スコアアタックを促すという面においてもすれちがい要素が存分に活用されているでしょう。



このようにやればやるほど実に「よくやった!」と褒め称えたくなるほど素晴らしい作品なのですが、どうしても一つだけケチをつけたいところがあります。

といいましてもそれはゲーム本編ではなく、冒頭に書いたように出撃に関する制約です。

コレ言ってしまうとすれちがい通信そのものの存在意義を否定する事にもなりかねないのですが、やっぱりプレイするのにすれちがい通信orゲームコインが必要になるというのが普通にゲームをプレイしたい身の上としてはわずらわしく感じるのですよ。

都市部や駅のように人口が多いところならまだしも、田舎だとどうしてもすれ違いの機会自体が少ないため、そうなるとゲームコインでさすらいの隊員を雇うほかありません。しかもゲームコインは一日10枚しか溜まらないため、それ以上増やすには本体の日付を変更しなくてはムリなうえ、コインを稼ぐには歩くか手で振るかしないといけません。そうまでして集めた隊員もアーケードモードでも無い限りステージをクリアするたびに解散してしまいます。

こうなるとすれ違いやコイン稼ぎの手間が面倒なのはそうですが、何より遊びたいステージを何の制約も無く自由に遊べない(練習orスコアアタック)というのはどうなのでしょう。STG界の常識なんざいくらでも否定してもらって結構ですが、家庭用ゲームの常識まで否定しなくても良かったという気がします。


後はまぁ強いて言えば使える武器と使えない武器の格差がやや大きすぎる気もしますが、たくさん隊員を雇ってパワープレイする分には大して問題にならないと思います。逆に少ない場合だとかなり明暗を分けますが、基本的にそういう人はSTG慣れしているプレイヤーのはずなので大丈夫かなと。しかし色を自由に選ぶためにはゲームコインが必要なわけで…うーん…。



近年でもデススマイルズのようにSTG初心者や入門者にオススメできる作品はありましたが、あくまでそれらは2DSTGというジャンルがどういうものか知っている人向けの作品でした。

しかしこのすれちがいシューティングはそもそも2DSTGというジャンルの存在自体を知らない人でもプレイでき、そういう人たちへ2DSTGとはどういうゲームでどういう魅力があるのか上手く伝わるよう隅々まで作りこまれた素晴らしいゲームです。

すれちがいシューティング、それはもし今後STG制作者が本気でSTGの復興を考えるのなら、こういうゲームこそが必要なのだと任天堂とグッド・フィールが示してくれたお手本でもあるのです。

コメント

本記事を拝見して『すれちがいシューティング』、購入しました。

すれちがい"ギンガフォース" とは言い得て妙ですね。シチュエーションに富んだステージの数々、装備アセンブル、幕間のデモ…
『ギンガフォース』の前身の(、と個人的に解釈しているだけですが)『トイロボフォース』(GBA)も思い出されます。
同じくゲームで例えるなら難易度の自己調節制度という意味で『新パルテナ』(3DS)、ゆるーい全方位ということで『ポンコツタンク』(GB)(あるいは少々ごついですが『哭牙』(3DS))といったところでしょうか。

元コナミ組(グッド・フィール)というのは始めて知りました。というか、そもそもSTGのそういったやや踏み込んだ事情にはとんと興味のない私にとっては勉強になります。

確かにこれ、"すれちがい"が根幹にあるだけに隊員集めがきついですね。コイン欲しさに3DSをシャカシャカ振ってる時なんか、体力以上に精神的なものが持っていかれるのがなかなかアレな感じです(笑)

  • 2013/10/09(水) 20:19:46 |
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  • #-
  • [ 編集]

この駄文で興味を持って購入していただけるとは、きっとすれちがいMii広場のウサギも喜んでいる事でしょう(・o・)

>買い被りその1
いや、記事のタイトルは
「すれちがい〝銀河〟を守る宇宙警備隊Mii〝フォース〟」→「よし、じゃ今回のタイトルは〝すれちがいギンガフォース〟にするか」
というしょうもない理由ですw

>難易度調節
ポンコツタンクは確かHAL研の任意スクロールSTGでしたっけ。持ってないので機会があればプレイしておきたいものです。3DSのは…ほらまだ本体買ったばかりなので(汗)
STGに限らずRPGでもSLGでもそうですが、難しくしたければ自分でいくらでも制限をかければいい訳でして、その許容範囲が広いのがいいゲームなのだろうと思っています。

>買い被りその2
いや、コナミ作品のニオイはともかく、単にスタッフクレジットの名前で検索すれば出てくる情報ですってw

>隊長なのに無力
そもそも他の広場のゲームがいずれもすれちがいによる蓄積をメインにしているのに対して根本的に設計が違いますからねぇ。せめて1回雇ったら1日使い放題にしてほしいものです。

  • 2013/10/11(金) 23:28:24 |
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  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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