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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

カガミガミCASE1感想(ジャンプ11号)

どうやら岩代先生の新連載が11号からスタートしたらしい…って普通に先週の時点から知っていたわけですが、この半年くらいの間に正直マンガ読んでブログに感想書くのももういいかなと思っていたのですよ。限られた人生の余暇を使ってお金になるわけでもなければ、1~2時間かけて書くのもめんどくさいですし。

でも、不思議なもので実際に読んでみるといいところも悪いところも含めて語りたくなってしまうわけで、やっぱりどこかで体験の共有を求めているのだろうなと実感した次第です。

そんなわけでジャンプ11号から新連載の「式神トワイライトデイズ」あらため「カガミガミ」の感想です。
なお、月曜帰宅してから本誌を読む事になると思うので基本的に更新されるのは火曜になると思ってください。諸般の事情や本人のやる気によっては遅れたり突然フェードアウトする可能性もありますのであしからず。
本編…の前にそもそも今回コレが新連載になったという事は読切のアレがある程度好評だったと判断していいのでしょうかね?
前書いたようにいつもの岩代作品って感じで仮に連載になっても例によって低空飛行を続けた挙句の3アウト(PSYRENはライン際ギリギリのポテンヒットくらいはしてると思いますけど)が容易に想像できるのですが。よほど勝算があるのか、あるいはPSYREN終了から4年近く経過して読者層が多少入れ替わっているのかはてさて。


でまずは最初で最後になる可能性が高い表紙&巻頭カラーの見開きですが、読切の時もそうでしたがデジタルに変えたのか何かすごいアニメっぽくなってます。ここだけ見たらアニメ化第一報の時に公開されるキービジュアルのようだと表現しても過言ではありません。しかしその後の本編ではいつも通りの古臭い作画で進むので一安心(?)

カラー1ページ目の100年後のくだりについては最後にするとしまして、ストーリーは連続バラバラ殺人事件のあらましとヒロイン真子が探偵を志すまでの幼少の回想から始まります。真子が物に触れると持ち主の居場所がわかるとか、それで探偵になったのに全然仕事が来ないとか、テレビで事件を見て自分から現場に向かうも警官に止められて駄々をこねるとかこの辺のくだりは大体読切と同じですね。こころなしか真子の残念な大人のお姉さんっぷりがパワーアップしていてニヤニヤします。

警官の目の届かないところから公園に忍び込んだ迷探偵は事件現場付近で式神使いの少年、嘉神恭介とその相棒である霊獣天孤の白天丸と出会います。この辺のくだりも大体読切と同じですね。

た・だ・し!
マスコット的な式神コダマによる真子へのセクハラシーンだけは大幅パワーアップしておりまして、ふとももスリスリに加えてパンチラといいますかパンモロになっているではありませんか。岩代先生のくせにこんな露骨なサービスをしてくるとはまったくけしからんですな!何となくスカートの位置的に中のお尻がかなり大きく見えて違和感がしますが、くい込みといい努力の跡が見られるので不問としましょう<何様だ

コダマを使って犯人の手がかりを捜索しがてらお互いの自己紹介をするのはいいのですが、恭介曰く「式神使いの事は情報が規制されてて知ってる人はごく少数」なのに初対面の真子にベラベラとしゃべったりと、ちょっとこの辺のやりとりが説明的すぎて不自然な気がします。
ここは例えば〝警官には見えていない変な生き物を真子が追ってきたら恭介のいる現場にたどり着いた〟といった具合に「なぜか普通の人間には見えないはずの式神が真子には見える」という表現でも事前に入れておけばもっと自然な流れになっていたのではないかなと思います。

見つかったのは式神の憑代となる霊紋彫刻の〝三ツ首剃刀(トライヘッドレイザー)〟…ってサラリと説明していますけど、霊紋彫刻とか三ツ首のカミソリって何さ?霊紋彫刻はまぁ何か霊力を高めるための模様とか想像つきますが、三ツ首のカミソリなんてググっても三枚刃のカミソリしか出てきませんよ。

カミソリを手がかりに犯人を捜そうとする恭介についていく真子の会話。読切のときはファミレスで食事ついでに恭介の目的を話したり、現場に残されたクラッカーから式神の残滓を呼び出して犯人の醜悪さを見せていましたが、今回はそういうのも特になく普通に身の上話で残念。

真子がカミソリを手に持ったところ実行犯と思しきカミソリの式神リッパーが襲い掛かってきます。カミソリの式神がリッパーという事は憑代にする物によって式神の名称も変わってくるのでしょう。ところで読切だと警官の人が真犯人だったのに今回は普通に斬られて倒れています。

カミソリを飛ばして攻撃してくるリッパーに対して恭介はこれまた読切でもお馴染みぬいぐるみの羅正丸を実体化させます。単純にパワーもそうですが、身体が鉄と思しき羅正丸に対してカミソリメインのリッパーさんは相性悪いみたいです。

とここで真子の手にしたカミソリから子供の頃に見えたという光が現れ、向かいのマンションへと伸びていきます。光の先に犯人がいると確信した真子と護衛のコダマは光を追ってマンションの上階へ。エレベーターのドアが開いた瞬間犯人が待ち伏せているのはいいのですが、登場したコマで聞かれる間もなく自供を始めるのはさすがにどうかと思います。
ここもねぇ、犯人は望遠鏡で恭介たちの動向を見ており、その最中真子がピンポイントでこちらに向かってきたから迎えうったと擁護できないこともないのですが、せめて真子に「あなたが犯人ね!なんでこんな事をするの!」と一言言わせるとか、犯人が騒音問題で病んでいたとかそういう表現をもう少し入れられなかったのでしょうか。

どうもこの犯人の自供といい恭介の式神に関する説明といい説明的すぎて不自然に見える箇所がところどころ見られます。最初ですから1話だけで終わるように端折ったのかもしれませんが、構成を上手くやればもっと自然な流れで説明できたのではないかという気が強くします。もったいない。

非常階段を昇って逃げる犯人を追いかける真子ですが、そこへ別のリッパーが現れ階段を切り刻んでしまいます。足場を失い、空中へ投げ出される真子。そこへズズズと伸びるコダマたちを足場にして恭介が助けに来ます。コダマさんたち便利ですねー。

無事空中で真子の手を取った恭介はそのまま読切でも見せた白天丸との式神憑依を全開クライマックスで披露します。
全開クライマックスも苦笑いですが、まぁそれでもあのおしおきTIMEよりは幾分マシですw
それにしても岩代先生のマンガは古臭い古臭いと言われますが、確かに今時「少年が能力によって一時的に大人に変身する」というパターンを堂々と見せられるとぐぅの音も出ませんw

リッパーのカミソリ攻撃を軽くいなした恭介は両手から光の刀を出し、〝九字神楽〟という技で格子状に切り刻んで一蹴します。リッパーに手向ける「バカな主人の式神になると辛いよな」というセリフは白天丸のものでしょうか。
その様子を見て逃げ出そうとする犯人ですが、そこへ真子のドロップキック(パンチラつき)がどーんと炸裂してあえなくノックアウトに。そろそろツッコミますが、ところどころキャラがコマからはみ出したシーンが目立つのは何でなのでしょうかね?もちろん演出のためにわざとやっているのだと思うのですが、ここぞという場面以外でも多用されるとページ内のコマの流れがわかりづらく感じます。スッキリした線のハズなのに見づらいと感じるとすればそこが原因ではないかなと。

一方その頃もう一体のリッパーを容易く粉砕したものの、気がつけば恭介に置いてきぼりにされて周りをきょろきょろしている羅正丸。

dragon.jpg

羅正丸見た目はいかついですが鳴き声といい仕草といい恭介を慕うペットの犬みたいでかわいいですね。

犯人を無事式神協会に引き渡し、真子がまだ住むところを決めていない恭介たちを自宅に誘うというここも読切と同じシメに冒頭と同じモノローグが入って1話目は終了です。

さてここで気になるのがその冒頭とラストで繰り返されたモノローグです。
「この世界で生き残っている誰かに物語をおくろう」などとラストだけなら特になんて事のない真子の語りで済むのですが、なんせ巻頭カラーの方が崩壊した街並みに放置された羅正丸(ぬいぐるみ)をバックに人魂が「100年後この世界で生き残っている誰かに」なんて始まっているものですから不安で仕方ないったらありゃしません。単に100年経っても忘れない的な意味ならいいのですが、いきなりバッドエンド確定とか勘弁してくださいよ。

という訳で全体的には読切のリファインという印象が強かったですが、1話のラストで大きく引っ張ったPSYRENと比較するとところどころ説明的描写が目につくのを除けば導入としては無難なところかと思いました。いやホラ、あまり言うと信者ウザイと思われるので控えるべきなのでしょうが、ここしばらくの新連載陣の状況を見るとやっぱり何だかんだいっても安定感あるなぁと思ったりしたわけで…。

さしあたっては恭介の式神のバリエーションや式神協会の仲間、犯人に式神を教えた黒幕、真子の能力などがストーリーの中心となりそうですが、もし仮に単発で解決する話をちんたら繰り返しているようではあっという間に巻末候補まっしぐらでしょう。とりあえずファン以外の目にも留めてもらわないことには話になりませんし、そのためにもかっこいいライバルやカワイイ女の子、頼れる師匠、カリスマ的な悪役など魅力あるキャラを早急に投入するなどしてスタートダッシュを決めてもらいたいものです。

それにしても作品もそうですが、それ以上にこういうアンケ的な話をするとあぁ岩代先生のマンガを話題に出来る日々が帰ってきたんだなと思わず苦笑いがこぼれますw

コメント

レビューお疲れ様です。お元気そうで安心しました。

今回の連載は前連載2作品を足して2で割ったような内容になりそうですね。これがラストチャンスだということは御本人が一番良く自覚されているでしょうし、悔いが無いようにやりたかったこと、やり残した事を詰め込むつもりなのかもしれません。まぁ、いい意味で期待を裏切った超展開があった方が嬉しいですが!(笑)
それにしても今回の連載開始時期は素晴らしい。ナルトが終わって、次がいまいち育っていないのにブリーチ先生と銀魂も終盤感が漂っています。これから始まるであろう怒涛の新連載ラッシュが防波堤になる可能性が…って、アレこの展開何処かで見た記憶g

それでは長文失礼致しました。
これからはまた大人しく、筆者さまの感想を拝見させていただこうと思います。お身体を崩さない程度にふぁいとですよ(*´ω` *)

  • 2015/02/11(水) 10:28:50 |
  • URL |
  • にゃーこ #ZiHGlWa6
  • [ 編集]

>新連載の内容
悔いがないように…か。
設定やキャラだけ見ればバトルだけでなく、コメディなどの方向も展開できそうなのですが、それらを期待するには冒頭の崩壊した世界のくだりがあまりにも引っかかって困ります-_-

>開始時期
他の作品をディスったりするのはなるべく避けたいものですが、確かに看板作品の展開・前後の新連載のメンツ・固定ファンの数と連載開始のタイミングとしては非常に恵まれていますな。
現状中堅どころが厚いので、そこに上手く加わる事ができれば…という感じでしょうか。

今回は新連載&久しぶりでしたからかなりの長文でしたが、たぶん次回からは短くなる分早めに更新できると思いますので、よければお付き合いくださいm(_ _)m

  • 2015/02/13(金) 00:23:15 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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