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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

カガミガミFILE29感想(ジャンプ41号)

おぅ冨樫先生よ、レディジャスティス褒めてる暇があったらさっさと帰って来いよとほとんどの人が思ったはずでしょう。

一方来期もまた新連載2本も加わってのサバイバルが続く状況は変わらない、そんなカガミガミ第29話の感想です。

式神グレードマッチが進む中、本部では(金巻の残した)ゴミ漁りをしていたマコが何かを発見したことで進展が…?というのが先週のヒキでした。

ところが今週は予告に反して全く関係ない狗星と比良坂の回想から始まりました。

オイ!おかしいおかしい!
どう考えても今週は先週のヒキから続けて、2ページ目に「迷探偵も負けじと奮闘中!」みたいなアオリ文章が入ったトビラで始まる流れでしょうが。ま、まぁマコの出番はこの後ちゃんとあるでしょう。

おそらく学生時代の2人、散乱したカバンの中身から見える紙コダマにボロボロの比良坂。狗星はやったのはどいつだと向こうでたむろするヤンキー連中を尻目に比良坂に訪ねます。この頃はまだ狗星の眼帯も無ければ、比良坂の傷もありません。

場面は現在行われている開斗VS比良坂の試合に移ります。

4101.jpg

おそらくカッターが憑代であろう式神トガノミコトを操り開斗の炎攻撃をガードする比良坂ですが、あまりスタミナ(憑力)が多くないタイプということもあってか既に満身創痍です。対する開斗は額から出血しているものの息も上がっておらずまだ優勢の模様です。

しかし比良坂は狗星を傷つけ、右目を奪った開斗がずっと気に入らなかったと炎コダマを蹴散らし、残りの力を振り絞って開斗とヴァーミリオンに攻撃を仕掛けます。

そしてここで回想その2。4年前に行われた狗星家と皇家の御前試合に遡ります。
その試合で開斗を無能と侮り油断していた狗星は一瞬で敗れ、父親からの失望の言葉と眼差しに強いショックを受けます。
4年前って事は開斗は12歳ですが、その割には今とあんまり変わらないですね。それよりも比良坂含む狗星家の連中も言ってますが、一度は開斗を育てられず見放して嘉神家に出したくせに強くなったら家の代表って皇家も調子のいいことで。

夜、プライドを潰された狗星は狗星家に伝わる〝星繋の黒鉄(ほしつなぎのくろがね)〟を持ち出して開斗にリベンジを持ち掛けます。黒鉄に封じられた狗星家に伝わる式神、黒狼星(こくろうせい)から発せられる禍々しいオーラと圧倒的破壊力に命の危険を感じ取る開斗。
ですが狗星の力では黒狼星を制御しきれず、逆に暴走した黒狼星が術者である狗星へと襲い掛かります。ん?後ろ向きなんでちと分かり辛いですがここで右目が貫かれているんですかね。開斗は眼前の光景に動揺しながらもヴァーミリオンで狗星もろとも黒狼星を攻撃…でいいんですよね。

場面はいったん現在の開斗VS比良坂に戻ります。
決死の攻撃も開斗には届かず敗れ去った比良坂、敬愛する狗星が開斗を目の敵にし続けていることと、そのせいで自分が視界に入らないことへの恨みを呟きながら倒れていきます。
これ比良坂は狗星の目を奪ったのが開斗だと思い込んでいるみたいですが、たぶんそこ自体はそんな重要ではないでしょう。黒狼星の暴走だと説明したところで、開斗が狗星のプライドを折った事への恨みや狗星が開斗ばっかりに執着してることへの嫉妬は変わらないわけで。

そして回想その3。黒狼星暴走後、治療を受けベッドに横たわる狗星。
そこへ自らの家に伝わる式神を従えられないどころか、その式神に片目を奪われることなどあってはならぬと考えている父親は狗星に事の真偽を問いただそうとします。真偽を問うと言いますか強要ですね。「家のメンツを守るためには何て言えばいいかわかってるな?」という感じの。

そこへ開斗が狗星の目を潰したのは自分で黒狼星は暴走していないと割って入ります。

するとその言葉を聞いた狗星父、一拍おいて「ウチの息子に大変なことをしてくれたな」と開斗に返します。
もうね、この間とこの親父の表情がまたw「皇の方からそういってくれるとは実に好都合だワイ」という心の声がにじみ出ています。

親父は「皇家がお人好しのバカで助かった」くらいに思っているのでしょうが、この時の開斗は今まさに父親や家から見捨てられそうな狗星の姿が過去の自分と重なったのでしょうね、きっと。

試合に勝ち、通路を引き上げる開斗の前に黒狼星を従えた狗星が現れます。

4102.jpg

あれー、強制憑依かと予想していたのですが違いました。でも声に苦しんだり、薬飲んだりして抑えてるみたいですから相当な負担があるのは確かだと思うんですけど。

狗星は開斗に対し、未だにどれだけ強くなっても(黒狼星を従えられるほど)お前に生かされている気持ちが消えないと言い、開斗は(あの時)お前に同情したわけではないと返します。そしてそれを見つめる今週全く出番のなかった恭介というところで今週はおしまいです。

冒頭の回想にて「人は誰しも最初から強いわけではないのだ」というナレーションがありました。
以前描かれましたように開斗は恭介を守るために強くなりましたが、狗星と比良坂は開斗への怨みとも言える執念で強くなりました。それは極論してしまえば逆恨みでしか無いのかもしれませんが、人が強くなろうとするのはいろいろな理由があり、その対比が今回の回想では描かれたかと思います。
ただなぁ…このまま順当にいけば恭介VS開斗→恭介VS狗星になるでしょうに、狗星と開斗に因縁付け過ぎかとw現状だと仮に恭介に勝ったところで狗星の中の感情が消えるとも思えないので、その辺りをどううまく処理していくのか。


で、結局マコも本部の様子も最後まで無かったわけですが。
ありえない、何かの(ry)

そして次号予告
4103.jpg
どうやら新担当もあまり期待しない方がよさそーです。

コメント

こんばんわ。狗星父良かったですね!
皇家に借りを作ってでも家の名誉を守ろうとしたことから一転攻勢隙を見つけて皇家に貸しを作りに行くぞという顔が素敵でした。

黒狼星の暴走は自分は絵面通り自爆かと思ってましたが、カイトが守ろうとした結果狗星の目を奪ったでもこじれて良いですねぇ。

今週のピックアップはたったひとりの最終決戦をした比良坂を推したいです。
カイトを憎めば憎むほど心酔している狗星のSAN値を削り当の狗星は試合中からカイトの勝利を疑わず冒頭からカイトが通るであろう通用口に成長の証のワンちゃん携えての待機ですよ。
狗星派のその他のみなさんからは糞迷惑なパワハラデコ傷野郎と揶揄され慕っている人には見向きもされないという美しい構図だったと思います。
ひとえに狗星の女性としての魅力でしょうがいつか比良坂の想いが通じるといいなと思える回でした。

  • 2015/09/08(火) 21:12:10 |
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  • TOS #-
  • [ 編集]

こんばんはです。

>暴走自爆
最終的に開斗が狗星もろとも止めたのか、あるいは先に狗星の憑力が尽きて止まったのか、どっちともとれる描写ですが開斗にやられた(助けられた方が)方がより屈辱的かなと。

>通路で通せんぼ
アレ地味に酷いですよねw
1回戦の後も決勝で決着をつけると宣言してましたし、はじめから比良坂が勝つとは思ってないですもんねw

>琉伽ちゃん女の子説
現実を見ましょう、麻葉院先生が「彼」って言ってるし、お父さんだって「大事な息子」って言ってるでしょう…!狗星が治療を拒んだのも先生に胸を見られたくないからじゃないんですよ…!

  • 2015/09/09(水) 22:20:24 |
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  • 筆者 #mzMb781o
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こんばんは。初めまして。

ブログのほういつも楽しく読ませていただいております。
今週の話は岩代先生らしいというか、この先生でないと描けない感じが伝わって非常に印象的でした。
それと同時にこの作品をもっと読みたいなと一層強く思うようになりました。

私も黒狼星の暴走をどうやって止めたのかは引っかかっておりまして。
開斗も皇家に代々伝わる(であろう)強力な式神を用いていたならまだしも、流石にヴァーミリオンで食い止められたかは疑問が残ります。
事後ルカがボロボロだったのに対し、開斗は見た限りでは無傷のようでしたし、現状ではルカの憑力切れが可能性としては高いかなあと思っております。
金巻戦の時の恭介を思い出して欲しいのですが、あの時の恭介も深手を負ったことで(ハク曰く)憑力も残りわずかな状態でした。
更に29話によると、残存憑力と体力には相関関係があるようですから、傷を負えば憑力(体力)の消耗も早まるのではないでしょうか?

それともう一つ、ルカが麻葉院の治療を拒否しパパ星が言葉の圧力をかけるところですが、本当はルカはあそこで自身の非(弱さ)を認める気だったのではないでしょうか。
そこを開斗が(本人は)良かれと思ってした事が、ルカを否定し心に傷を残してしまった。
親の期待に応えられないつらさ・苦しみについては開斗自身が一番よく分かっていて、それを考えれば開斗のした事も共感できてしまうのがまたつらいところです。

今週のお話は本当に人間描写が上手で、何度も読み返してしまうほどでした。
黒狼星のネーミング、デザインもこれまた勿論良い意味で岩代先生らしいなと思いましたがw

  • 2015/09/11(金) 01:04:01 |
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  • HAKU #-
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いらっしゃいませ。

>岩代先生らしい
狗星の方はタイミング的にここ以外でないと入れづらいのが大きいでしょうが、比良坂の方は完全にこだわりでしょうね。マイノリティが迫害されるとか狗星への心酔っぷりとか。

>黒狼星の暴走
狗星の憑力切れにしてもただ憑力が切れたというよりはヴァーミリオンの攻撃で尽きたというほうが、体力と憑力の相関関係という点でもありそうですし…あそこの最後はよくわかんないですw

そういえば狗星家も烏丸家も代々伝わる式神が出ているのに皇家だけまだですな。そのうち開斗が切り札で持ち出したりするのでしょうかね。

>ホントは同情してただろ開斗
治療を拒否したり、いまだに「生かされてる」という考えが消えないことからもしかしたら死ぬつもりだったのかもしれません。
しかし結果的にはその開斗の行動が、狗星に黒狼星を従えさせるほど強くさせた(ひいては比良坂にも影響を与えた)というのが一筋縄ではなくていいです。
あとはもう少しここまでの狗星の行動や発言がマイルドだったら味方として好感が持てたと思うのですけどねぇ…。

  • 2015/09/11(金) 22:51:31 |
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  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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