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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

カガミガミFILE33感想(ジャンプ45号)

うん、「彼だけの火ノ丸相撲」とか「競技ダンス部へようこそ」って作中に漫画のタイトルが出てくるとクライマックス感が一気に上がります。内容的にも綺麗にまとまってましたし最終回でも違和感ないと思いました。

一方こっちもタイトルの意味は綺麗に回収してほしいと思いつつも、たぶん「嘉神の式神」以上の意味はあまり無さそうと感じてしまうカガミガミ第33話の感想です。

本部のビルがポッキリ折れちゃってましたが、何かヘクトヘルからの高濃度の霊気で物理慣性がねじ曲がって浮いてるとか。
そんな中外周部で漂うガントライザーと傷ついている甲兵の姿が見つかります。おそらく描写もないままモヒカンにやられたのでしょう。甲兵は球状のバリアで何とか防御態勢を維持しているものの、彼にヘクトヘルの虚霊が襲い掛かってくる様子に心配する一同。特に彩里。

本部ビルを取り巻く惨状に他の協会員の安否を心配する一同。
するとところどころに見える人魂のような光とそれを送るモブ協会員のチラホラ見えます。彼らはコダマを用いて虚霊の攻撃をしのぎつつ高層部へ退避しているようです。なお協会側のコダマはベストを着こんで両腕が砲撃仕様になっているのがいっぱいいます。

この状況にいてもたってもいられない恭介は拳を握りしめ、早く協会の人やマコたちを助けましょう、(どんなひどい状況でも)僕たちなら解決できるはずですと呼びかけます。

このシーン、読者だけでなくおそらく岩代先生自身もわかっているかと思いますがここに至るまでの積み重ねがないためとても薄っぺらく感じてしまいます。こういったシーンはそれまでに他のメンバーと様々な任務をこなし、エピソードを積み重ねていってこそ活きるのです。
ところが新人の恭介が親しい協会のメンバーなんてせいぜい幼馴染の開斗くらいで、それ以外の面々はこの選考審査ではじめて顔を合わせたのが半数以上です。
それなのに「どんなひどい状況でも僕たちなら解決できるはずです」って言われても、君そう言えるほど他の連中と何かしてきたっけ?って感じになってしまうのです。

せめて各キャラごとに最低1エピソードでもやっていればかなり印象は違っていると思うのですが…まぁ今更どうしようもないですわな。

気持ちが焦る恭介は気合で飛びますと訳のわからない宣言をして先に行こうとしますが局長と烏丸さんに止められます。飛ぶのはともかく1話や姫吊戦でのようにコダマを足場にすれば大丈夫かとは思いますが、恭介の状態を見るにそこまで頭は回っておらず本当に気合でどうにかすると思ってそうです。

それよりもまずはサイノカミの防壁を突破するのが先ですが、それをできるのは局長と金鯨だけ…白じゃなくて金か。
局長は烏丸さんに突入後自分はビル高層部の救助に向かうため、ヘクトヘルの方はお前が何とかしろ(要約)とムチャぶりをかましてくれます。

とここで待ってましたとばかりにハクがヘクトヘルの穴をふさぐことができるのは自分だけだと声高に宣言します。ハク曰くこれが嘉神家に伝わる〝禍〟ということでやっぱり…。ところでハクの羅刹の力が次元を切り裂くのならサイノカミの防壁も突破できそうなものですが、それをしてしまうと本気で局長の見せ場がホエールタクシーによる救助だけになってしまいそうなので触れないことにしましょう。

話を聞いた局長は恭介にヘクトヘルの入口へ向かうよう指示し、烏丸さんに事実上のリーダー任命となる後の指示を頼みます。

それを受けた烏丸さんは全員に指示を出します。
シドさんと姫吊は自分とともにビル内部へ突入し、侵入者の排除と仲間の救出。
千早と彩里は外周の敵を排除し周囲の安全確保。
そして恭介はヘクトヘルの穴を塞ぎ、開斗と狗星にはヘクトヘルへ向かう恭介の護衛。

4504.jpg

ここのシーンはなかなか見どころありますよ。
一番は何と言いましても一刻も早く甲兵を助けに行きたくて焦りが表情に出まくってる彩里です。初登場の時甲兵に「お前に助けられるようじゃ」とか言ってたくせに、自分は助けに行きたくて仕方ないとかデレデレじゃないですかwこの娘カワイイ。
一方自分もマコを助けに行きたいと懇願する恭介くんは人の話聞いてましたか?さっき局長がヘクトヘルに向かってホローラビットを止めろって言ってましたよね。
そしてそんな恭介を安心させる気配りの出来る男シドさん。ダウナーモードなら「それが美好さんの安全にもつながります。彼女は僕たちが見つけたら連れて帰りますから大丈夫ですよ」ってセリフになるでしょうに、上の「呼び捨てにすんな」も合わせてもう口調がメチャクチャですよ。

恭介と開斗を守れという指示に当然不快感を表す狗星ですが、烏丸さんに煽られて文句を言いつつも承諾します。

うん、誰がどう見ても烏丸さんがリーダーです。本当に(ry)
実際指示の内容としても、

・自分の相棒には気心も知れており連携がとりやすいであろう姫吊・シドさんの2人を。
・甲兵を心配する2人(特に彩里)の心情も察して外周の安全確保を。仲もいいですし。
・最も重要なヘクトヘルを塞ぐ力を持った恭介(ハク)の護衛として、開斗と狗星という現状協会内で考えうる最高戦力をあてがう。

と特にケチをつける点は見当たりません。
彩里と千早はもちろん、問題児の狗星に対しても、「恭介と開斗を守る」というさり気に自尊心をくすぐる言い方(お前の方が強いんだったらそれくらいできるだろ的な)で納得させている点に、各メンバーの実力だけでなく性格も把握して的確に指示を出しているリーダーらしさがうかがえます。
唯一不安があるとするなら開斗の疲労が回復しきっていないように見える点ですが、それを差し引いても恭介の護衛にはベストだと踏んだのでしょう。

指示も行きわたったことで局長の掛け声とともに防壁内部へ突入。

4502.jpg
真ん中付近を切り取るのにちょっと失敗してスイマセン。
ここもやっぱり至るまでの積み重ねがもっとあれば感慨深さもまた違ってきたと実感せざるを得ないシーンです。

先頭に立って虚霊たちを黒狼星の鎖であっさり蹴散らす狗星。
千早と彩里も虚霊を退け甲兵の元へ。まだ動けるだろと喝を入れる彩里に、甲兵は休んでいただけと元気を取り戻し、ガントライザーの腕上に3人が揃います。

そして烏丸さんは静かに怒りをにじませながらモヒカンと対峙というところで次週へ。
4503.jpg
烏丸さんは今週といい恭介戦といい、この作品の中でも印象がどんどん良くなっていってる数少ないキャラですな。

今週はここに至るまでがもっと描写されていれば印象も随分違っただろうにと思わざるを得ないシーンばかりでした。きっと岩代先生自身もそんな事百も承知でしょうが…。

コメント

僕達(恭介ハク羅生丸コダマ三眼士モード大量召喚コダマ―ズ慚鬼丸カイト)

>どんな非道い状況でも僕達なら…
そうだー諦めるなー頑張れー!
>せやな…巻き返すかこっから!
せやせや!来週は掲載順もドべ2まで爆上げするんや!
>飛びます気合いで
おうおう!景気付けに飛べ飛べ!4000mまでならイケるイケる!
>次元を切り裂く、これが禍ってヤツだぜ
うぅ…

今週は慌ただしかったですね。
各キャラ1エピソードの余裕があれば、もうこれに尽きます。
金巻戦で恭介が守りたい世界を認識した時もほぼ同じ感想でした。ただあの時は守りたい世界を意識した恭介がもう少し外の世界に興味を持つと思っていたんですが、蓋を開けたら式神グレードマッチを通した協会員紹介編で終わってしまったのがつくづく勿体ないなと思います。

>獅土さんの口調
先週は口元がハッキリ見えなくて曖昧でしたが今週はハッキリと歯がギザギザしているのでダウナーモードでは無くプッツンモードだったんだと思います。
髪を上げるのは仮面ライダーの変身ポーズよろしくクシダナ発現の際に、髪を櫛でかき上げる→クシダナ具現化→かき上げたクシダナをそのまま振り下ろす、までがルーティンなのかと。

>爆発しろ日浦
爆発しろ。

>ちょろいよ狗星
あの安い挑発に乗ってくれるなら審査なんて必要無かったですね。
先週で女の子っぽさが激減した後にこのちょろさは我々にとって一抹の光明ですな。

>歴戦のプロ低空飛行士
唐突に出した羅刹の力=次元を切り裂く力は一見クライマックスに向けた設定明かしと見せつつ場合によっては今後の伏線なのです。
今の流れで世界が終わるとして生き残った式神つかい達が存在するのなら何をするのか…復興か、はたまた醜い権力争いか。否、どちらでもありません。

次元を切り裂くということは3次元から2次元への脱却を意味します。
これによって導き出される答えはそう、ニャンコレ世界への移住です。
主要登場人物が皆こぞって猫耳必須の異世界に行くことで、これまで散々浮いていた主人公のキツネ耳も自然なものになるのです。しかし悲しいかなイヌ科とネコ科。相容れぬ存在、立場の違いを葛藤する主人公、ネコ派とイヌ派の共存あたりがテーマになるのでしょう。

とにもかくにも次元を切り裂く羅刹の力で現状のドべ暗陣から抜け出してくれないことにはどうしようもないんですけどね…

  • 2015/10/06(火) 22:26:42 |
  • URL |
  • TOS #-
  • [ 編集]

僕達(ただし比良坂は除く)

今みえるひと読み返してたら33話の時点でコモンとのバトルに突入してたんですが、改めてみるとそこまででガク・ツキタケ・エージのバトルも描いてあり、それがその後のコモンVSうたかた荘メンバー全員の盛り上がりに繋がっているんですよね。

PSYRENも4巻までだとアゲハ・雨宮さん・ヒリューがメインでそこに新キャラで朧とカブトが加わった程度でしたし。

まぁ何が言いたいかといいますと、話数の割にキャラを増やし過ぎたのもエピソード不足の一因だったのかなーと。

>シドさんの見分け方
ホントだ!先週やコミックス読み返してみたらプッツンとダウナーで全部歯が違う!今まで髪型で区別してるのかと思っていたらそこだったのですね。

>チョロインルカちゃん
ポケットに手を突っ込んだままのやたらスタイリッシュな飛び降り方といい、この状況下にあって私たちにネタ癒しを与えてくれる様子はまさにヒロイン<ホントか

>な、なんだってー(AA略)
なるほど、しかしこうも考えられませんか。
既にみえるひとの時点でキツネ耳はおろかウサギ耳やコウモリ耳との共同生活もテーマになっていたわけで、そこにイヌ耳やネコ耳が加わる…すなわち次元を切り裂くとは岩代作品のクロスオーバーであり、「世界はつ・な・が・る」なのですよ!

…妄言はさておき、暗陣といえばそろそろ烏丸さん戦あたりのアンケが反映されてそうなので、少しでも上がってることを期待しましょう。

  • 2015/10/08(木) 00:42:38 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

>キャラ多いよ問題
恭介、マコ、ハナさん、政さん、烏丸、獅土、姫吊、沙耶ちゃん、カイト、小清水、ナツミちゃん、日浦、彩里ちゃん、千早ちゃん、狗星、比良坂、、局長、副局長、麻葉院、尾丸田
味方側のネームドキャラで親世代省いてこれは確かに多いですねー。
麻葉院なんてそこそこ読んでるつもりでもパッと出てきませんでしたよw

>つ・な・が・る世界でずんたーずんたー
何故でしょう。真っ先に副局長を睨む雨宮さんがががg…
ひめのん恭介マコさんの組み合わせは和みそうですなー。

  • 2015/10/08(木) 19:45:15 |
  • URL |
  • TOS #-
  • [ 編集]

>ナツミでさえいるのに忘れられる忍
それと薄く感じるのは現状の人間関係において主人公が中心にいない(ように見えてしまう)のもあるかと。そういう面では開斗の方がよっぽど中心人物なんですよねー。

>クロスオーバー
とりあえずヒリューの回想でエージとツキタケが遊んでいたのでみえるとPSYRENが繋がっているのは確定として(強引)

雨宮さんにとってはおっぱいが敵ではなくおっぱいにデレデレしているアゲハが気に入らないので副局長はセーフでしょう。
それにしてもみえるとカガミはともかく、そこにPSYRENキャラが(仲良く)絡めそうなイメージがあまり浮かばないのは私だけでしょうかしら。敵味方含めてキチ…もとい個性の強いキャラが多すぎて。

  • 2015/10/10(土) 00:01:28 |
  • URL |
  • 筆者 #mzMb781o
  • [ 編集]

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