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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

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MaiDenSnowとEveと

前回の「メイデンスノウの妖怪大魔境」(以下本編)に続きまして、今度は同人の「MaiDenSnow Eve ~さる前夜祭~」(以下Eve)の感想を含めた話です。

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なお今回は珍しく成人向けゲーム、すなわちエロゲーの話題ですので18歳未満の方や嫌悪感を感じられる方は閲覧をご遠慮ください。引っ掛かりそうな画像は載せませんけど、一応断りを入れておきます。

まず最初に商品販売ページ(DLsite.com リンク先は18禁なので注意)を貼っておきますが、ご覧のように本編がサービスシーン程度の全年齢向けフリゲだったのに対して、このEveは18禁エロありの有料作品になっています。

さてこのEveですが舞台は現代だった本編よりもふた昔ほど前で、ゆきのんの大叔母にあたるローランが主人公です。

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Eveで主人公がローランさん…イヴ・サンローランって事?

で、ゲームの説明なんですが上の画像見ていただいてもわかるように基本的なシステムやエンジンは本編とほとんど同じで、やはりキャラの豊富なスキルを活用してピンチを切り抜けるゲーム性になっております。

ただし本編と違ってパートナーはおらず、ローランはずっとソロです。また武器も基本的には剣と銃の2種類(2刀流・2丁拳銃含む)だけと武器の種類が豊富だった本編と比べると装備品はかなり限定されています。名前は同じでも性能やバランスの関係で本編と使い勝手はかなり変わってくるんですけどね。

スキルに関しても聖水関連の見慣れたスキルに剣スキルと銃スキルが個別に用意されているだけでなく、敵からの攻撃に対する防御スキルという本編には無かったものも加わっています。ゆきのん達を上回る豊富なスキル数と一人で多数を相手にする戦闘能力の高さはまさに稀代のメイデンスノウです。と言いますかゲームのストーリーやシステム上ソロで何とかしないといけないからなんですが。

ただまぁこれだけですと本編で操作キャラを変更した時と大して変わらないわけでして、そこで差別化となっているのが18禁要素すなわちエロです。



既存のゲームにエロ要素を加えると考えた時、大抵は脱衣だとかイベントで本番行為があり、それに合わせてエロCGを追加するあたりが無難なところでしょう。

実際このEveでも本編では下着どまりだったのが裸になりますし、魔物に凌辱されたりの一枚絵もあります。
しかしそれだけで済ませず、エロ要素を従来のゲーム内にシステムとして取り入れたのがEveの特徴です。

本編ではHPが0になるとそのままクロックラビットなどの拠点に戻されますが、このEveですとそこから魔物たちに凌辱されてしまいます。で普通に考えれば凌辱されてBADENDゲームオーバーになりそうなものなのですが、今作ですと凌辱されている間もターンが進行し、場合によっては途中でスキを見て拒絶から体勢を立て直したり、魔物たちが満足するまで我慢し続けて耐えしのいだ後に探索を続けることが可能なのです。

要はHPが0になった後も復帰する事が可能という訳なのです。

ただしそうは言いましても当然ノーリスクで続行できるわけではなく、ある程度の条件やペナルティはあります。
例えば凌辱に耐えられるかどうかには活力の量が大きく関係しており、残りの活力が少ない状況ですと途中で拒むことも耐える事も出来ず本当にゲームオーバーになってしまいます。
また冒険を続けるにしても心身ともに犯されたことで各種ステータスにマイナス補正のかかる(エロい)状態異常がつきますし、モラルが低下することでこれまた厄介な性癖もついて再度凌辱されやすくなってしまいます。歩いてるだけで突然発情して自慰に耽ったりとかめんどくさいことになってしまいます。
加えてステータス画面にはこれまでに犯された回数などがご丁寧に記録されるため心情的には敗北感が残ります。が、人によっては逆に興奮するかもしれません。

そんな訳ですからやっぱり基本的には負けずに純潔を貫く方が無難…とも言いきれないのが面白いところ。

と言いますのも、凌辱されて孕んでしまった場合しばらく後に魔物の仔を出産するのですが、その時に相手だった魔物に対応したエッセンス(装備品に補助効果を付与するアイテム)が手に入るのです。
他にも子宮に魔物の記述が刻まれることでパッシブスキルが(文字通り)身につくこともあり、場合によってはこれらのエッセンスや記述を狙って道中の魔物相手に股を開きまくるという酷い(褒め言葉)プレイスタイルも可能です。
特定のエッセンスや記述が欲しいのに対象の魔物が一回で満足して去っていったり、やたらバックばっかり責めてくるとテメーちゃんと前を責めろよこのフニャチン野郎が!とキレたくなること受け合い。

こうなるとタイトル画面でキリっと決めているローランはどこへやら、シスターから雌犬にクラスチェンジとはとんだ淫乱メイデンスノウですな!

他にも大部屋魔窟でとても勝てそうもない時に敢えて全員を満足させて去ってもらうとかそんな戦略的方法もあったり。あぁ、「みんなまとめてお相手しちゃう」ってそういう(ry)
まぁ正直既に手持ちも尽きて満身創痍な状態で続行して、再度凌辱のループになるよりも素直に拠点からやり直した方が速いという状況も多いのですが。なお本編でゆきのん達がそういう状況にならないのはHP0になった後ルーナさんが助けてくれたり、本編とEveでは発生した魔境の目的が違ったり、そもそも日本の妖怪化生がそういうのを好まない性質だったりとかいろいろ考えられます。



さてこのEveなんですが、基本的には本編と同じシステム・エンジンを採用したメイデンスノウなわけですから本編同様に面白いです。エロが加わった分(?)有料ですが、元々フリゲの本編自体が高い完成度を持っていることを考えればむしろ安いくらいです。

しかし個人的にはプレイしているうちに本編と比べて段々と違和感を感じるようになってきました。
そしてそれは本編との最大の違いであり、Eveの目玉でもあるエロ要素…ではありません。エロはちゃんとゲームシステムに組み込まれていますし、本編のゆきのん達がエロい目に合うわけでもないので別に気になりません。

ゲームのバランス調整です。


とはいうものの、難易度自体はレベル継続の初心者・普通モードが用意されているだけでなく、(通常だと)一番高い大魔境モードですら本編よりも簡単になっています。ボスにしても全員通常ダンジョンに登場するちょっと強いザコくらいの感じで、本編のジライヤンやポセイドンの足元にも及ばないレベルです。

それよりもまず基本的なシステムで前からあったり、新しく追加されたいくつかの要素が、どうも窮屈だったり不便で気にかかるのです。その最たる例が赤エッセンスです。

敵を倒したときに一定確率でドロップし装備品に着脱可能なのが通常の黄エッセンスなのに対して、最初から装備品に固定されているのが赤エッセンスです。ちなみに出産した時に手に入るのは紫です。
この赤エッセンスは通常よりも強力な効果のものが出やすい(らしい)というのがメリットのようですが、それ以上に枠を占有したうえにどう足掻いても外すことができないというデメリットの方が大きすぎます。
一つは状況に応じてエッセンスを付け替える事が不可能という点、そしてもう一つは目的の装備を作るための手間が増えるという点です。特に後者はきついです。
例えば特定のエッセンス(仮にクォーツとしましょう)を詰めたリムファイアを作ろうとしたとき、まず赤クォーツのセットされたリムファイアを探すところから始まるのです。これの何がしんどいかといいますと、そもそも付くエッセンスの種類がランダムなことと前述したつけ外し不可ということです。つまり仮に赤クォーツが見つかったとしても、それが他の装備だったら何の意味も無いのです。よしんば見つかったとしても付く赤エッセンスは一つとは限らないため、クォーツ・パワー・ガードのように余計な弱エッセンスが付属していることあります。おまけにスロット枠も最大のものが出るかはランダムです(大抵深く潜れば最大になりますけど)。

確かに本編でもEveでも目的の黄エッセンス収集はレアアイテム探しと同様のしんどさがありましたが、この赤エッセンスのせいで目的の装備を作るのにさらにもう一段どころか二段以上の手間と苦労がかかります。スロット数にしても本編ではそんな制約はありませんし(すべて解放)、種類にしても黄エッセンスで手に入ったものが赤専用になっていたりします(敵の数が少ないせいもある)。

なぜゆえにこんないたずらにプレイ時間を伸ばすだけのネットゲーのような要素を入れたのか理解に苦しみます。

他には収納箱と強化・錬成の仕様劣化も見逃せません。
アイテムを収納しておく収納箱ですが、本編と比べてアイテム総数が少ないせいか初期状態で半分の25しか入りません。最大数を増やすにしても特定の条件で1ずつしか増えず、それでもMAXはたったの50です。それとは別に寄進箱というもっとたくさん収納できる箱もあるにはあるのですが、特定の場所以外ですと入れられるアイテムの種類や出し入れに制限があり特にクリア前は使いづらいです。本編でectさえ払えばポンと10個単位で拡張してくれるさつきさんの優しさを痛感しますw

強化・錬成にしてもいちいちダンジョンを往復して鍛冶屋の元へと向かわねばならず、クロックラビットに戻ればお父さんに強化してもらえるのと比べると煩わしさが目立ちます。充実した設備に加えて家族や仲間も皆いる(おねえちゃん除く)クロックラビットの暖かさと比べると、クリア後に行ける私室まで心安らぐ場所の無いローランの孤独っぷりが悲しいです。礼拝堂にいる人たちに話しかけられないとか徹底しすぎで、音楽もボスと魔窟以外重苦しければ、風景も雪や墓所とか全体的に暗いところばかりですし。

そして最も違和感を感じるようになったのはクリア後のダンジョンでした。


それは「境界の森」というクリア後に用意(アップデートで追加)されているダンジョンの事でして、ほぼ全種類の魔物が登場するという最終ダンジョンになっています。

それに加えて

・強制エクストリームモード(敵の攻撃やルーチン強化)
・毒沼(歩くだけでエロ系ステータス異常発生)
・フロアを移動すると扉によって永続バッドステータス付与(数フロア進むとリセット)
・記述の付いた装備品が手に入る

といった特徴があります。

最初はただ難易度が高いだけと思っていたのですが、何度か潜るうちにこれはダメだろうと強く感じるようになっていきました。

特に顕著なのは召喚祭りです。
それまでも本編と比べると召喚をしてくる魔物の多さに辟易(本編だと1フロアに一匹いるかいないかくらいだったのにEveですと3~4匹は出てきます)していたのに、この境界の森では混沌の渦というそのフロアの魔物をランダムに召喚する召喚装置のような魔物が時々出現します。一応同フロアに出現する生贄の女性を助ければ渦は消えますが、女性の場所はランダムなため助けるまでに何度か召喚されることもしばしば。厄介なのはこっちが発見していようがいまいが関係ない点で、別の部屋を探索していたらいきなり魔物が召喚され囲まれるというケースも少なくありません。

更に酷いのは、ボスであったり召喚持ちも平気で召喚されることで、渦でボス召喚→ボスがザコ召喚であっという間に部屋が小部屋魔窟状態になる事も渦がいるフロアでは日常茶飯事です。

極めつけにその手の召喚持ちは高確率で周囲の能力値を上昇させるスキルや回復スキルを持っているため、テンポが凄まじく悪くなります。

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こんな風にログが埋め尽くされるのもしょっちゅうです。

倒しても倒しても召喚され続ける魔物、そのたびに著しくテンポを阻害するスキル、歩くだけでステータス異常にかかる毒沼、一度引っ掛かるだけで致命傷になりかねない罠、フロアを進むだけで付与されるバッドステータス、透明や縛りなど本編以上にウザさを増した敵の攻撃などに耐えながら潜っていた時に私の中で完全に糸が切れました。

もういい、もうたくさんだ

いくらレアアイテムが手に入るかもしれないと言っても、こんなのまっぴらゴメンです。
いやレアアイテムとかはどうでもいいです。
楽しむためにゲームをしているはずなのに、与えられるのは苦痛ばかりで楽しくも何ともない。

実のところこの前に本編で追加された同名の境界の森でも似たような傾向は見受けられましたが、そちらでは階層が短かったり、操作キャラのルーナ自体が強いこともあってさほど気にはなりませんでした。しかしそのバランスをキャラ性能の違うEveに持ってきて、むしろ悪化してるという部分に疑問を感じざるを得ませんでした。

本編では「ふざけんな」と「でももう一回」でギリギリの絶妙なラインを保っていると感心していたゲームバランスですが、正直Eve(特にアップデート後)では明らかにその越えてはいけないラインの向こう側に越えてしまったと感じましたし、それは前回書いたSTGの高難度化や不思議のダンジョンで言うシレン3やトルネコ3における理不尽さと似ています。

ゲーム開始時に求められる謎のコマンド入力に始まり、登場人物(特に黒幕)のやたら読みづらいテキスト、相変わらずはじめから言わなきゃいいのにと感じる未実装項目、赤エッセンスや収納箱の仕様などEveでところどころあった違和感でしたが、「もうついていけない」と確信したのはこれが決定的でした。


私の見解ですが、どうもこのEveに関しては根底に不便さやプレイヤーへの制約が面白さに繋がると考えているフシが見受けられます。

そしてこれまた私の考えですが、本当にゲームバランスの優れた作品というのは作り手側がそんな事をしなくともユーザーが自分からルールや制限を設けてプレイできる懐の広さを持っているのです。ドラクエ3でもFF5でも初代シレンでもFEでも名作はみんなそうです。

何より本編の大魔境こそがまさにそういう色々なユーザーの遊び方を許容する優れたゲームバランスなのです。
実際Eveの後で本編をプレイするとそのゲームバランスの秀逸さに改めて驚かされます。

Eve自体は実用性含めて値段分以上楽しめるゲームだと思いますし、私としてはそもそも本編で十二分に楽しませてもらった事を考えればお布施としても安すぎるくらいです。

ただ今後このクリア後(アップデート以降)の方向で追加要素や新作が出るようですと、とても手を出す気にはなれないというのが悲しいですけれど正直な感想です。

という訳で以上18禁メイデンスノウこと同人の「MaiDenSnow Eve ~さる前夜祭~」の感想でした。

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