NGD

かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

ドリキャス 8年遅れの理解

今から約8年前ドリームキャストというハードが発売された時、当時の私はこのハードに対し全くと言っていいほど無関心でした。例の湯川(元)専務を起用した「セガなんてダセーよな~」をはじめとする一連のCMくらいしか印象に残っていなかったくらいです。

時は流れ、4年前の2002年に「風来のシレン外伝 アスカ見参」が発売されたのを機に一度はドリキャスを購入しました。しかし、ネットにつなぐ事もよくわからなかった私は、結局アスカをそれほど遊びこむ事も無く(各試練の深層もクリアしていませんでした)本体も売却してしまいました。
「ドリキャスのラインナップにはほとんどギ美少女ものしかないから持っていてもしょうがない」とさえ思っていたからです。

しかし去年サターン及びシューティングからの流れで再び本体を購入、PSE法の影響もあってアンデフとの再生品セットも購入しました。

さて現在、私の生活においてネットがほぼ無くてはならないものになり、アーケード基板についての知識も少し得、昔のサタマガでサターン晩期の情勢とそんな状況で発表されたドリキャスのスペックと構想を知りました。

そしてようやく気付いたのです。ドリームキャストというハードの凄さとその描いた夢の素晴らしさを。


…ってこう書くと何だか熱狂的セガ信者のように思われそうですね。言っておきますが私はセガ信者ではありませんよ。(だからといって任天堂派でもソニー派でも無いというのはよく言っていることですが)

いや冗談抜きでドリキャスの情報を知れば知るほどその構想には唸らされるばかりなのです。もし仮に今の私が8年前にいたのなら(その後のドリキャスの推移だけは知らないままで)、間違いなく発売日にドリキャスを購入していました。


性能に関して言えばサターンよりも一回り小さい本体にも関わらず、CPUの性能はその数倍以上、グラフィックエンジンは秒間300万ポリゴンでこれはセガの業務用基板MODEL3(「バーチャ3」などが代表作)の約3倍です。(余談ですがその一つ前のMODEL2の時点でサターンへの移植はかなり困難になっていたみたいです。確かに初期の「バーチャ2」でもかなりいっぱいいっぱいだったというのは有名ですし、サターンに移植されていないのも多いですからね)

さらに家庭用ゲーム機として初めてモデムを標準搭載した事。
これは現在のインターネットの状況を見ればその先進性は明らかでしょう。ネットにつながることによって生み出される当時としては「新しい遊びの可能性」を提案したのです。
またゲームだけではなく、ブラウザによってインターネットにつながる事で家庭内における総合情報機器としての役割も兼ね備えていたのです。(なお後期のメガドラなどのゲームを配信したドリームライブラリも忘れてはならないでしょう。)

またビジュアルメモリはゲームの記録装置としての役割だけでなく、単体でゲームが楽しめ、また他人と情報が交換できるなどの携帯端末でもあります。

そしてドリキャス互換のアーケード基板NAOMI。MODEL3よりも高い性能を持つにもかかわらず従来の基板よりはるかにコストパフォーマンスに優れたシステム基板です。加えてNAOMIでの開発はドリキャスでの開発にほぼ等しいという事のが大きいです。前述のビジュアルメモリによってアーケードに家庭用でのデータを持ち寄ったりといった相乗効果も期待されました。


これだけの夢を抱かせる要素が詰まっていながら3万円という値段も驚きです。

後発のPS2やGCはもちろんの事、今騒がれているWiiよりも先に新しい遊びの可能性を提案し(+過去の資産のダウンロード)、PS3よりもはるか前に総合情報家電としての形を見せてくれたというのは私の過大評価でしょうか。

すごいよ、ドリキャス。


でも皆さんご存知のように現実はうまくいかず、いつのまにやらシューティングと美少女ゲーばかりがリリースされ、結局は現時点でのセガ最後の家庭用ハードになってしまったのですよね。

何でこんなことになってしまったのでしょう。
サターンユーザーの切捨て?発売前からの自虐CM?発売当初の出荷時点でのつまずき?魅力的なタイトルの不足?シェンムーショック?ネットワーク環境が整っていなかったから?…理由はいろいろ考えられますが、今更後の祭りです。大体当時買わなかった私があれこれ言っても説得力に欠けるでしょう。

ただ一つだけ言わせていただくなら発売前からこれだけ夢を抱かせるハードだという事を一体どれだけの人が理解していたのかは疑問が残るところです。もしそうでなければ少なくともサターン以上には売れていてもおかしくなかったのではないでしょうか。…あるいは私が上に書いたような要素は当時のユーザー達にとってそれほど魅力的ではなかったという事なのかもしれません。


ドリキャスオリジナル作品はもうリリースされなくなってしばらく経ちますが、去年からラジルギ、アンデフ、そして今年に入ってくるくるカメレオンやエグゼリカがリリースされているようにNAOMIはまだ生きています。(エグゼリカはたぶん移植されないと思いますけど)

ようやく私はドリキャスというハードの事を少しだけ理解できた気がします。8年は遅すぎたけど、これからは大事にしていくつもりです。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blog01.blog31.fc2.com/tb.php/233-e8e9e214
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad