NGD

かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

JAMMAハーネスを作ろう!

よい子のみんな~今日はJAMMAハーネスの作成にチャレンジしてみようか!

…最後までこれで進められるとは到底思えないのでさっさと普通の文体に戻します。

その前に、おそらくJAMMAハーネスって言われてもゲーセンの店員や基板を所有している方以外にはさっぱりだと思いますのでざっと説明しておきます。

まずハーネスとはゲーム基板と筐体・コントールボックス間で電源や映像、操作などの信号をやりとりするケーブルの事で、アーケードゲームには欠かせないものです。
で、昔バラバラだったハーネスの規格を一本化した規格がJAMMAハーネスという規格で、現在多くの基板がこのJAMMAハーネス規格準拠のものとなっております。
対戦格闘のようにボタン数が多いものや、NAOMIなどの新しいシステムではJAMMA規格ではないものもありますが、間にJAMMA変換ハーネスやコンバータを挟めば使用できるようになります。

ちなみにJAMMAとは「日本アミューズメントマシン工業組合」の事です。そう、ゲーム好きにはAMショーなどで馴染み深いあの団体の事ですね。

JAMMAハーネス(以下ハーネス)は基板屋さんで完成品を購入する事もできるのですが、作り自体は簡単なもので材料も容易に入手できるため自作してみようというわけです。
それに基板やモニターの修理といった技術が必要なことはともかくとしても、ハーネスの断線修理だとかボタンやレバー交換といった基本的なメンテナンス程度はできるようになっておいた方がいいではないですか。高い買い物ですし。


ではさっそく材料を紹介します。



カードコネクタ(コントロールボックス側です)1つ
エッジコネクタ(基板側です)1つ
コード適量
半田適量
半田ごて1つ
ワイヤーストリッパー(あると便利)

以上、たったこれだけです。コードの長さは基板屋さんですと30~50cmあたりが多いですが、どうせ本人が使うので好きな長さで構わないでしょう。もっとも、基板と筐体orコントロールボックスを何mも離して使うとは普通考えられないのであまり長いのもアレですが。私の環境ではカードコネクタ側は44ピンですが、いくつか使わないボタン(5ボタンや6ボタン)もあるので、まぁ大体30cm×40本って所です。

コードは日曜大工のお店で買えますし、コネクタ類は基板屋さんやセイミツ工業の通販などで買う事ができます。材料費は1500円もあれば十分ですね。意外と安いでしょう?

なお私の工作レベルですが、中学の技術の時間以来半田ごてを握ったことがないくらいです。プラモデルなどもほとんど作ったことがありません。




まず下準備として両コネクタの配線する箇所に半田を流しておきます。同時にコードの両端の被膜を剥き、そちらにも半田を多少つけておきます。コードとコネクタを合わせたところに半田を流すのではなく、予め半田付けした2点を再接着するといった具合ですね。ちなみに100円ショップで買ったワイヤーストリッパーですが、このとき大活躍してくれました。

後はひたすら配線していくのみです。隣り合ったコードの半田がくっついてしまわないよう慎重に…。真夜中の部屋に広がる半田の煙と独特の匂い…あー…この匂いがちょっと癖になりそう…。(注:半田の煙は有毒です




エッジコネクタ側の配線が完了しました。念のため電圧関係のコードは他のコードよりも太めにしてあります。異常があったときにどのコードがすぐ判別できるように1本1本色の違うコードを用意するのがベストなのでしょうが、バラバラにそろえるのが面倒だったので赤と黒の2色だけです。




続いてカードコネクタ側の配線も完了。この配線作業が最も時間のかかる作業で現に2時間以上かかっています。まぁ素人ですししょうがないでしょう。それよりも火傷や配線ミスなどをしないほうが大事です。

手本にしたハーネス(基板屋さんから最初にもらったハーネス)は3ボタンまでしか配線されておりませんでしたが、せっかくなので今回4ボタンまで繋げておきました。これでMVSのゲームやエスプガルーダ2のような4ボタンのゲームにも対応できますね。

これで後は動作確認をして異常が無ければめでたく完成なのですが、実は後1つ付けておいた方が便利なものがあります。テストスイッチです。これはゲームの設定や操作入力の確認、サウンドテスト(!)を行うテストモードに入るためのボタンで、普通筐体には付いておりますが(私の)コントロールボックスには付いていません。(付いてるのもありますけど)基板自体にテストスイッチがついている場合もありますが、少なくともTypeXにはありませんのでこちら側につけておく必要があるわけですね。

コントロールボックスには対応ボタンが無いので直接ハーネスから伸びる形でボタンを付けておきます。(使わない6ボタンに割り振るという手もありますけど)




こんな感じです。片方しか半田付けしていないのはゲーム中に下手に動かしてテストモードに入ってしまうと困る(リセットがかかる)ためで、必要のあるときだけ手で繋ぐようにします。


それでは出来上がったハーネスに異常が無いかテストしてみましょう。ここで実験台になるのがこの前購入したばかりの「卒業証書」です(笑)エスプレイドで試してもし基板が壊れたりしたら取り返しが付かないではないですか。

基板とコントロールボックスをハーネスで繋げて電源を…緊張の一瞬ですな…。




まず無事映像は出ました。ショートしているような音も聞こえません。クレジットも入りますし、レバー操作も問題なく入力できます。音もきちんと出ますね。テスターで電圧を確認しても問題なしと。

よし!OK!

ついでに念のためJVSことJAMMA VIDEO規格、通称新JAMMAにちゃんと変換できるかどうかもテストしておきましょう。




これがJAMMA→新JAMMAへの変換I/Oボードです。TypeXやNAOMIちゃんは新JAMMA規格ですので通常のJAMMA環境で動かすためにはこれが必要です。私のはセガ製ですが、タイトーやカプコン製のもあるみたいです。ちなみにこれ1つでDSLite1台よりも高いです。




TypeXのロゴです。




テストスイッチを押してスピカアドべンチャーのテスト画面へ。うむ、ちゃんと入力できます。レバー入力やボタン入力もきちんと変換されます。


製作時間約3時間、これにて自作JAMMAハーネスの完成です。
コードの長さがバラバラだったり、半田付けも綺麗で無かったりと見た目はちょっと見苦しいですが、それでもやはり自分が作ったハーネスでちゃんとゲームを遊べるのは感慨深いものがあります。

半田ごてをほとんど握ったことが無いような私でもできたのですから、これなら夏休みの工作に何を作ろうか迷っている子供さんにもオススメですね!(何だこの締めは)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blog01.blog31.fc2.com/tb.php/260-04aff937
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad