NGD

かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

美少女ゲームとゲーム性(+追加)

美少女ゲームは「ゲーム」なのか


私はアクションやシューティング大好きで昨今の萌え要素に拒絶感バリバリという「美少女ゲームはゲームじゃない」といの一番に唱えそうな人間で、当然のようにこの手の(記事内で2000年以降主流になっている)美少女ゲームを「ゲーム」とは個人的にはあまり思いたくありません。

ただあくまでゲーム機やPC上で「ゲーム」として出されているから「ゲーム」と分類しているだけでそれらのゲーム自体の「ゲーム性」は非常に低いと思っています。


そもそもゲーム性の高低とは何でしょうか。
「ゲームらしさ」について論じるのは定義の曖昧さもあって非常に難しいですが、「ゲーム性」について高い低いを判断するのはそうでもありません

一つアクションゲームについて例を出してみましょう。

「スタートからゴールまで一直線のマップ、プレイヤーは左右に歩けるだけ」

こんなアクションゲームがあったとします。少し付け加えてみましょう。

「スタートからゴールまで一直線のマップだが、ところどころろに穴が空いている。プレイヤーは左右へ歩けるのに加えてジャンプができる」

更に付け加えてみましょう。

「スタートからゴールまで一直線のマップだが、ところどころ穴が空いている。更に途中には敵キャラクターがいて、プレイヤーが触れるとミスになる。プレイヤーは左右へ歩けるのに加えてジャンプができる。また敵をジャンプで踏むとミスすることなく倒す事ができる」


さて、これで3つのアクションゲームができたわけですが、1番目と3番目ではどちらがゲーム性が高いと思いますか?

当然3番と答えるのが普通です。

他に「時間制限を設ける」(ルールの追加)「プレイヤーにダッシュできるようにする」(アクションの追加)などなどいくらでも追加しようがあります。

ではルールやアクションが多ければ多いほどゲーム性が高くなるかと言えばそんな事はもちろんなく、逆に一つ一つのルールやアクションの必要性が薄くなり操作も複雑化してゲーム性が低くなる事もあります。

ベタな話ですが、初代スーパーマリオのアクションは「歩く・走る・ジャンプ・しゃがむ・ファイアーボール」の5つしかありません。しかもノーマル・スーパー・ファイアの3つで共通しているのは「歩く・走る・ジャンプ」の3つだけです。
ですがこれだけで「マリオのゲーム性が低い」とは判断できないでしょう。(高いとも判断できませんが)

結局のところ重要なのはそのアクションやルールによって起こる効果とそのほかのゲーム部分(敵の行動など)のバランスなのです。

以上はアクションゲームについてですが、これがRPGでも概要は同じです。ホイミ・べホイミ・べホマと効果が適度に違う魔法だから意味があって、これが「ホイミ1~100(後ろの数字が回復量)」と100種あっても意味が薄いです。


他にも「ゲーム性の高低」を判断する要素はあるのですが、一つ一つ説明していたらキリがないのでざっとあげていきます。

・プレイヤーの取れる選択肢(含アクション)
・それによって得られる効果
・プレイヤーの意思による決定
・クリアすべき目標
・直線的ではない展開(プレイヤーの置かれている状況は常に変化する)
・プレイヤーを邪魔する障害
・適度な情報

まぁ代表的な要素はこういったところです。それとこれはビデオゲームに限らず、ゲーム全般(トランプや将棋、野球、サッカーなど)に当てはまる事だと思います。
これらのバランスが悪いゲームは「ゲーム性が低いゲーム」であり、場合によってはクソゲーと呼ばれるのです。

難しいのは「ランダム性」で、ローグタイプのように面白くする場合もあれば、チェスや将棋(+一部のビデオゲーム)のように存在しては困る場合もあるわけで、そういう意味でゲームのスパイス的な要素といえます。

「ストーリー」はそれ単体ではゲーム性には関係ありません。
ただしそこにプレイヤーの自由な意志介入とそれによるストーリーの変化、さらにはパラメータ変化などを加えることで間接的にゲーム性を持たせることは不可能ではないです。(不完全ですがリップやメタモルⅤなどはその一例ですね)

長々とゲーム性について書いてきましたが、悲しいがなこれらは全て主観でしかないのですよね。


さて美少女ゲームの話に戻りますが、この記事内では「インターフェースとマルチエンディングの組み合わせ、そしてコミュニティー」を美少女ゲームにおける「ゲーム性」とプレイヤーは感じているのではないかと分析されています。

マルチエンディングについては頷く部分がありますが、もしそれ以外の2つが美少女ゲームの「ゲーム性」だというのなら、美少女ゲームに対して相容れないのは当然だなと実感しました。



……なんかまた結局いつものように一段と周りとの温度差を感じただけのような気が…。あーあ、美少女ゲームにまでゲーム性を求めようとするゲーム界隈なんて暮らしにくくてやってらんねぇよ。そんなんならエロ目的のエロゲーの方がはるかに理解できるよ。もぅ死にたくなってくるよ、ホントに。



~追加~

分析者ご本人が補足されている記事がありましたのでそちらも紹介しておきます。

少し記事を訂正(kajougenron 渦状言論)

むしろこちらの方が一番言いたいことでは?そうなると元々の記事を書いた記者のまとめ方が良くなかったとか別な問題点が出てきますが。

といいますかこちらを読むに、現状のゲーム(とユーザー)に対するごく普通の問題提起にしか見えないのですが…。何といいますか、美少女ゲームに限らずそういったことは個々のユーザー間で常々言われている事であって改めて言われなくともという気がします。例えば近年のRPGや去年からブームの脳トレ系のゲームを取り上げてユーザーの状況を分析したり論じたりとか方々でされているではないですか。それを「美少女ゲームのここ10年くらいの様子から」にしただけの話。
物語想像力の変化やユーザーコミュニティの変化は何も美少女ゲームの進化からしか見えてこないわけじゃあない。シューティング…はちと厳しいですが、他のジャンルの進化からでもそれらは見えてくるのではないでしょうかね。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blog01.blog31.fc2.com/tb.php/291-88ee6546
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad