NGD

かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

みえるひと最終巻感想

いつものゲーム感想と違って読んでいない人にはホントに何を言っているのか全くわからない、といいますか伝える気もさらさら無い、そんな「みえるひと」最終巻の感想です。最後の方は最終巻どころか作品全体の感想になっています。

連載終了からはや数ヶ月、みえるひともこれが正真正銘のラストなんだなぁと最終巻の表紙を見てしみじみ。

表紙は味方キャラ全員集合。うたかた荘の看板とシャボン玉がいい味出してます。帯の「みんな一緒に、帰ろう」は姫乃のセリフなんでしょうな、きっと。

といいますか、ど真ん中で主人公面している白髪のお兄さんは一体どなたですか?<ひどい

いやいやいやいや、本誌で読んでいたときも回を追うごとに如実に感じていたのですが、冬悟若返りすぎです。
1回目なんで30過ぎでも違和感無かったのに、いつの間にか姫乃と同い年(高校生)でも違和感ないくらいに…、アレですか、ハセ編が終わってサングラスをしなくなった辺りから若返りが始まったんですかね。

で本編、ゴウメイはじめパラノイドサーカスの連中はやっぱりいいキャラしてます。連載の都合上ゴウメイ以外のキャラの戦闘描写がほとんど無いのは悲しいですが、きちんとキャラが立っているのがステキ。

直接この最終巻とは関係ないのですが、一つ前の下水道バトルでのボスだったコモンの事を、ゴウメイとグレイがよくありそうな「あいつは我々の中では最弱だ」的な扱いではなく、きちんと認めているのはいい描写だと思います。
コモンは冬悟だけでなく、うたかた荘メンバー全員が満身創痍で戦ってようやっと倒せた相手なのですから、これでもしパラノイドの連中が小物扱いしていたら興ざめもいいところですからな。

ゴウメイと冬悟とのバトルは結果的に冬悟の勝ちですが、これにしたって先代明神を病院送りにしたゴウメイに対して、たった1日の修行でパワーアップして互角に戦うのはやっぱり興ざめ(インフレ化)しかねない場面でもあるわけです。
そこを捨て身の戦術とゴウメイの性格(力と力の真っ向勝負を望む豪傑タイプ)を利用して何とか勝てたという事ですから、読者の中でゴウメイの株が下がることは多分無かったと思います。まぁその後のキヨイ登場後の冬悟の不死身っぷりは最終回直前のご愛嬌って事で。

そんなことより!ようやく出ましたよ、僕らのセクハラヒーローことプラチナが!この回は先ほどの冬悟対ゴウメイの決着の回なのですが、ラストのこのヒーロー登場に全て持っていかれた感があります(笑)

しっかし、考えてみたらこの漫画の味方男キャラはロクなのがいないなぁ…、
・ちかん見参(冬悟)
・ストーカー(ガク)
・エロガキ(エージ&ツキタケ)
・ドエロ(先代明神)
そしてプラチナ…、こんな奴らばっかりかい!いや火神楽はまともなんですけど、いかんせん登場がラスト3話では…。

パラノイド連中はどいつもこいつも魅力的なのですが、キヨイだけは正直物足りない感があります。
先代明神をもってして姿を見ただけで無理だと悟ったという描写からどれだけ強いのか恐怖感があったのですが、ゴウメイ戦後のボロボロ冬悟に殴られちゃうのはなぁ…ページ数の都合といえばそれまでなのですがやっぱり勿体無いです。あとあの英語混じりの話し方も微妙にアホなキャラになっているような気が。

最終回一つ前の「さよならうたかた荘」の回は最終巻の中でも特に好きな回です。
冬悟の姫乃には普通の生活を送って欲しいという叫びはやっぱり辛い少年時代を送ってきた冬悟だからこそグッとくるものがあります。
でそのシーンもいいのですが、ガクが何か悟り開いちゃっているシーンが私的にベストだったりします。「陽魂と陰ハク(漢字がでねぇ)に違いなど無い」というセリフはこのみえるひとという漫画の当初から在った「陽=良い霊、陰=悪い霊」という図式及び、ハセの「我々は陰ハクというだけで排除されなければいけない存在なのか」という問いに対する答えにもなっているような気がするのです。それにしてもこんな重要なセリフを主人公ではなくガクが言ってしまうのがまたみえるひとらしいというか何といいますか。
ホルト戦での数々の名台詞(「オレに気付いてくれるあなたに、無償の愛を捧げる!」「距離!速度!!到達時間!!!補足する視神経!!!撃ち下ろす魂!!!」「愛の障害排除完了」などなど)といい、そりゃガクが人気投票で1位になるのも納得ですよ<なってません

実はいつも何か書く時(特にシューティング話のとき)こういったガクのセリフ改変を仕込みたくてうずうずしていたりするのですが、多分わからないだろうから控えているという事をここでこっそり告白しておきます(苦笑)

そしてなんと!最終巻最大の目玉といえるのが、15Pの書き下ろし追加!くぅー、これは期待していたものの多分無いかなと半分諦めていただけに嬉しさもひとしおです。
書下ろしでは今まで謎だったエージ・ツキタケ・ガクが霊になった経緯や、最終回での姫乃の夢が現実になっている事などが描かれております。あくまで伏線の回収であって解決ではないのですが、個人的にはやっぱりスッキリしました。

最後に、岩代先生のあとがきを読んで「ああ、この人の『みえるひと』という漫画を読めてホントに良かった」と月並みですが思いました。作品もそうですが、岩代先生自身も好きになっているのです。みえるひとはこれで終わってしまいましたが、岩代先生にはそれこそみえるひとを越える次回作を期待して待っております。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blog01.blog31.fc2.com/tb.php/403-29cea851
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad