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かつてゲーオタだったかもしれない人の日記

Ever 17

実はここ3週間くらいDCの「Ever 17」プレイしていまして、それがさきほど最後まで終わったのですが…うーん…とりあえずネタバレは極力抑える範囲内で思ったことをつらつら書いていきます。
そもそも私が苦手なジャンルであるこの手のギャルゲーをプレイしていたことが珍しいと思われます。
まぁ別にそこに大した理由はありません。買ったのもDCで評価の高いタイトルだから以前見かけたときにとりあえずキープしておいた程度です。確か1年位前でエターナルアルカディアもその時一緒に買いました。そしてエタアル同様にキープしていたのをふとした拍子にプレイし始めたという具合です。

でラストのココ編も終わって無事エンディングも見たわけですが、確かによくできた作品なのですけどなんかこう微妙に納得できないなーというのが今の率直な感想です。

いや、ストーリーとか伏線とかそういうので納得できないわけではないのです。
むしろシナリオの方はよくここまで伏線を張り巡らせてそれを上手く回収するものだとただただ感心するばかりで、評価が高いのもすんなり納得できます。

人が死んだり生き返ったり不老不死になったりするのに対してご都合主義という声もあるようですが、私は別にそこは気になりませんでした。ドラゴンボールとかでもそうですが、それは「作中がそういう設定の世界」なのだからそれで構わないのです。

ですからストーリーについては作中描かれた内容が作中における真実としてすんなり受け入れていますし、語られていない部分の考察は全くしようしようとも思いません。

では何が納得できないのかと言いますと、キャラの性格といいますか行動といいますか…、ともかくキャラに説得力が今ひとつ感じられないのが納得できない部分です。

例えば主人公とヒロインの一人が愛し合う、これは本作に限らずどのゲーム、いや映画でも小説でも漫画でもありきたりな光景ですが、問題はそこに至るまでの過程です。
これ作中時間にして約6日の話なのですよ。

初めて顔を会わせてから6日間の間に自身の秘密や壮絶な過去、更には人間の本質に関わるような哲学まで語り合い、最終的には愛し合う…いくら閉鎖的な状況とはいえたった6日で。
これは主人公とヒロインに限らず他のキャラ同士でもそうで、初めて顔をあわせてからほとんど日にちも経っていない登場人物たちがあっという間に打ち解け、まるで何年も一緒にいるかのごとく会話をしている様子がものすごく胡散臭く見えるのです。

いや、おそらく作中での時間が6日だろうが1年だろうが10年だろうがそこは問題ではないでしょう。
登場人物たちがそれだけの人間関係を築いていると、プレイヤーに思わせてくれるだけの説得力を作中で感じられないのが問題なのでしょう。…少なくとも私には。
主人公が「俺は絶対に死なない、約束は守る」といくら力説しても、私には彼のその性格や理念がどこからくるのか分からないのです。主人公に限らず登場人物全員がそうです。彼らのキャラクターがよく分からないのです。6日間のうち5日間はほとんど遊んでるような掛け合いばかりが印象に残っていてそれでは伝わってきません。

ちょうど冒頭で名前が出ましたからエタアルを例に出しますが、エタアルの主人公ヴァイスは「どんな時もあきらめない事」を信条にしていますよね。それは言葉だけではなくて、実際に作中幾度と無く行動で示しているからこそプレイヤーに納得させるだけの説得力があります。

でもこのEver17の主人公、ひいては登場人物全員からはそういう描写が無いから説得力が伝わってこないのです。
いや…正確に言いますと描写はあるのです。気圧をものともせず海底34mから地上まで泳ぐとか、自由を奪われて人間らしい生活を許されてこなかったとか、キャラを形作る描写はあちこちにあるのです。

なぜそういう描写があるのに説得力が伝わってこないのか…これは「テキストだから」というのと「描写内容そのものが自分にとって理解できないものだから」という2つが理由と思われます。

おそらくこれはこのEver17に限ったことではありません。
多分私がギャルゲー・ノベルゲーが苦手なのは、登場人物たちに納得できない・共感できないからなのでしょうな。そしてそれはゲーム形態的に仕方の無いことなのです。だって自分が入り込めないのですもの。

確かにこのEver17は評価が高いのも納得ですし、人によっては考え方に影響をもたらすほどの内容でプレイして損は無いと思います。
ですが残念ながら私にとってはただの「ストーリーとシステムがいいゲーム」であり、心に残る一本でもなければ、ゲーム観に変化をもたらすような作品ではなかったと断言できてしまいます。

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